【幸せジャンクション ──キャンピングカーが運んだ小さな奇跡】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

ビジネス書でもなく、自己啓発系でもない?しかし読めば心が暖かくなり、多くを学ぶことができる一冊を今回紹介します。

広告

基本情報

発売日:2023年1月27日

ページ数:306ページ

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

著者:香住 泰さん

偶然にも、当ブログで紹介している「喜多川泰さん」とおなじ「泰さん」です。

そして今回の一冊も、喜多川泰さん本に似て、自分の人生に向き合う勇気がもらえる内容になっています。

喜多川泰さんシリーズが好きな人は、きっとこの本も楽しめるはずです。

あらすじ

主人公は、とある運送業者で働く浜浦という60歳の男性。

物語の冒頭、勤め先の運送業者が自己破産する、というショッキングな出来事から始まります。

この時点ですでにジャンクション、すなわち人生の分岐点に立たされてしまいます。

その後、訳あってキャンピングカーを入手する浜浦。

そんなキャンピングカーのおかげで様々な出会いを経験していきます。

数々の出会いの先に浜浦を待ち受けるさらなる分岐点とは一体何か?

そして明かされる浜浦の過去。何故運送業者で働くことになったのか?

こーたろーの学び①

主人公の浜浦はとあるきっかけで「多智花(たちばな)」という20代後半の女性と共にキャンピングカーで旅をします。

彼女が言った言葉が私にはとても印象的でした。

「浜浦さんと一緒に旅をしているうちに、わたしの悩みなんてどうでもよくなってきたんです。このクルマに乗っている間に、いろいろな人の生き方を見せていただきました。自分の悩みはそれほど特別な水準ではなく、生きていたら当たり前のことだと気づきました。」

主人公の浜浦はとあるきっかけで「多智花(たちばな)」という20代後半の女性と共にキャンピングカーで旅をします。

長い人生ですから、悩むことも多々あります。

しかしその悩みって他人と比べたらごく普通の悩みで、同じような悩みを抱えている人は多い。あるいはもっと複雑な悩みを抱えている人だって世の中にはいる、と思ったら、心の重荷が軽くなるような気がしますよね。

成功の基準は他人と比較するものではない、と当ブログで紹介しましたが、悩みの場合はあえて自分の外の世界を見ることで自分を客観視することができ、悩む理由を冷静に考えることができるかもしれません。

こーたろーの学び②

この本では、様々な出会いが奇跡を生み出します。まさに人の縁は貴重なものです。

喜多川泰さんの本にもありましたが、人生は出会いの積み重ねで出来ています。

ちなみに私がこの本を読んでいる時に、出張で某セミナーに参加していました。

たまたま隣に座った人は某企業の人事部長で、よくよく話を伺ったら共通の話題があり、とても話が盛り上がりました。

また、そのセミナー会場の近くに本書の出版社である「ディスカヴァー・トゥエンティワン社」があり、またしても偶然、そして本から学んだ「縁」を感じずにはいられませんでした。

本書は良くできた話ではあるものの、人生って結局その通りなのだとこの時私は思ったわけです。

これからも人との出会い、縁を大切にしていこうと決意しました。

まとめ

今回の記事はいつもの書評とは異なり、私が感じたことをメインに書いてみました。

完全に個人的な読書メモになってしまい恐縮です。

ビジネス書や自己啓発本は、要点がまとめられて、伝えたいことがはっきり読み取れますが、今回紹介した小説系ですと読み手の価値観やその時の心情によって受け取り方がガラリと異なってきます。

読んで何を感じるかは千差万別です。それが小説の醍醐味でもあるのかなと思いました。

皆様は本書を読んで何を感じるでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました