【一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? 一流のこだわりシリーズ】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評

📚読書

自分の人生を好転させるために、一流のビジネスパーソンから学ぶ。

今回紹介する本は「一流のこだわりシリーズ」の習慣編です。

簡単に紹介していきたいと思います。

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基本情報

発売日:2015年4月10日

ページ数:183ページ

出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

著者:小川晋平さん/俣野成敏さん

小川晋平(おがわ・しんぺい)

慶應義塾大学経済学部出身。17歳の時にオンライントレードを始め、大学進学時には億を動かすデイトレーダーになるも、ライブドアショックでご破算に。借金を背負う。IT系ベンチャー企業でSEとして勤めたのち、他企業のオフィスを間借りして初期投資ゼロのコールセンターを24歳で起業。26歳で六本木ヒルズにオフィス移転。28歳で社外取締役含め9社に関与する。自身も時価総額日本Top10企業含む一部上場企業のコンサルタントとして活動。ライフワークとして起業家、起業志望者と「成果が出る習慣」を学ぶ『チーム100』を主催。

引用Amazon

俣野成敏(またの・なるとし)

1993年、シチズン時計株式会社入社。リストラ候補から一念発起。社内起業での功績が認められ、33歳でグループ約130社の現役最年少の役員に抜擢、さらには40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任する。この体験をもとにした『プロフェッショナルサラリーマン』(プレジデント社)を筆頭に、これまでの著作の累計は20万部を超える。2012年独立。複数の事業経営や投資活動の傍ら、私塾『プロ研』を創設してプロフェッショナルサラリーマンの育成にも力を注いでいる。

引用Amazon

総評

習慣と言いつつも、中身は巷にあふれる習慣本とは毛色が異なります。

著者2名の経験からくるビジネス上のアドバイスが詰まった本だと思ったほうが良いかもしれません。

当ブログでも有名な習慣本を紹介しました。「Atomic Habits」ではいかに習慣化をするかのテクニックが中心でした。

しかし今回の本はそうではなくて、ビジネスパーソンとしてこうゆうシチュエーションはこのように行動したほうが良いよ、と、具体例を基に話が展開されています。

従って、ただ漠然と習慣化が大事ですよと説いているわけではなく、一流の先輩社員に日常の振る舞いについて教えてもらっている感覚に近いでしょう。

身近な話題が多いので、ストレス無く読み進めることができます。

ビジネス交流会は積極的にギブする

ビジネス交流会とは、セミナーの懇親会、サークル、地域交流会などを指します。

これらを本書では「オフ交流会」と定義し、一方で異業種交流会などの営業活動の延長にあるものを「オン交流会」と読んでいます。セミナーの本編ももしかすると「オン」かもしれませんね。

さて、この「オフ交流会」では与えられることを期待するのではなく、積極的に与える側に回りなさいと本書では言います。

相手の役に立てることは何かと探す。その人に与えられるものはないかと考える。

ギブしていくことで価値観が共鳴し合い、貴重な縁が生まれるかもしれません。

結局ギブアンドテイクであり、人の話をしっかり聞き、対話をする。まさに私がビジネス書から学んできたことをこの本の著者も言っています。

管理職はリソースの使い方を知ること

管理職になると、個人の能力よりも、リソースの使い方で評価がされます。

リソースを活用するポイントが以下の3点です。

①自分のところで流れを止めない

②他人の時間を価値に転換させる

③プロセスの詰まりを解消する

特に①は理解できます。例えばメールの返信。自分が返信を止めているせいで物事が前に進まないということが往々にしてあります。

そう考えると、サクッと返信して人に動いてもらった方が、物事が進みやすくなりますね。

管理職に限らず、そういった全体感というか、視野の広さはビジネスパーソンとしては必須です。私も、メールの返信のスピードと他人を動かす、という意識は今後高めていきたいです。

成果を出す人は把握することから始める

PDCAは良くしられていますが、個人的には「CAP Do」のほうが正しいと考えています。

「C」つまり「Check」から始まるのです。

一日の自分の時間の使い方を教えて下さいと言われると、具体的に、そして定量的に説明するのは難しいと思います。

頭の中でぼんやりと描いている生活パターンと、実際に過ごしている生活パターンとでは乖離が生じています。

このズレを把握することで、ムダな時間を抽出することができ、修正していくことができるのです。

本書では野球のスイングを例に説明をしています。自分ではバットをこの位置に振っているつもりが、実際には少し低めの軌道を描いていた。だからボールに当たらない。このギャップを自分で把握することが競技力向上に繋がるという話です。

私はバドミントンを長年続けています。その割にはなかなか上達しないという感覚もあります。私も自分のプレーを動画で撮影し、ギャップを埋める作業をしてみようかと思います。

読書の基本はアウトプットです!

一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? ーまとめー

・ビジネスもギブアンドテイクが基本だった

・メールの返信はなるはやで

・何もかもギャップの把握から全ては始まる

一流の習慣を学ぶ系の書籍はよく見かけますが、騙されたと思ってまずは読んでみることを個人的にはお勧めします。

社内には一流社員と言われる人が何人かいるはずです。彼らの振る舞いや行動習慣を簡単に知ることができる。しかもプラスになることばかり。

なぜ評価されないのか?なぜ昇格できないのか?と愚痴る前に、他者から学ぶ姿勢を見せたほうが良いと私は考えています。

何事も自己流ではいつかは限界が訪れます。

早いうちに積極的に外から意見やノウハウを取り入れ、自分の考えに肉付けをしていく。

そんな柔軟な考え方・姿勢を持つべきでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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