【年100冊読書の会社員が解説】スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本 高津和彦

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会話の中で「えーっと」とか、「えー」「まぁ」とか言いますよね?これって聞き手にとっては不快だと知っているだろうか。

本書ではそんなワードを何故使いたくなるのか?またどうしたら使わなくなるのかを解説してくれている。

これを読めばコミュニケーションのレベルが上がること間違いなしだ。

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概要

スピーチや会話でよく言ってしまう「えーっと」というつなぎの言葉は、本書では「フィラー」と定義して説明をしている。フィラーには「充填剤」という、間を埋めるものという意味がある。

つまり会話の中の間を埋める言葉であり、我々は無意識にフィラーを使用してしまっている。このフィラーは聞き手にとっては聞いていて心地いいものではないため、できるだけフィラーを使わない努力をするべきだ。またフィラーを使うことで話す内容が延々と続いてしまい、内容が冗長となり理解しにくくなるため要注意だ。

本書ではこのフィラーがなぜ発生するのかを解説し、フィラーが出なくなるトレーニングを紹介している。

この本を読みフィラーの存在に気が付くだけでも、今日からなるべく簡潔に話そうと意識することができるだろう。自分は人前で話すのが得意だと思っている人でも、きっとフィラーが出ている人は多い。そのため、会話が得意な人も苦手な人も、一読の価値がある書籍だ。

学び

「心(感情・性格)」「思考」「声」のうち、たった一つの状態が悪いだけでフィラーが出る可能性が高まるのに、3つ全部がこのような状態であれば、確実にフィラーは出るでしょう。

フィラーが発生する要因は3つある。それが「心」「思考」「声」だ。

緊張している時、話すことが決まっていない時、声が小さい時は確かにフィラーが出やすい。

だからこそ心を落ち着かせ、言いたいことをシンプルに伝える。

基本に忠実になればフィラーに打ち勝つことができるだろう。

こーたろー
こーたろー

伝えたいことをシンプルにすれば、自ずとフィラーは無くなりそうだ。

「自己過小評価」と深い関係があります。

優柔不断な性格の人は要注意。あえて物事を曖昧にしておくことで責任から逃れようとする姿勢はフィラーが発生しやすい。

また自分を過小評価するのも良くない。良い例が結婚式の挨拶だ。「僭越ながら」といった枕詞から始める人が多いが、こういった日本人特有の謙虚さがフィラーを生みやすくしているのだ。

こーたろー
こーたろー

遠慮せず、自信を持ってスピーチや発言をしていきたいね。

鏡の前で行うのは「見た目」が大事だからです。話し手が聞き手に与える影響の割合を示したメラビアンの法則によると、人の印象には、見た目が55パーセント、声が38パーセントも影響しているそうです。

本書で紹介されているスピーチのトレーニング方法は、鏡の前で自分の顔をじっと見続けながら一分間スピーチをするものだ。

一流のビジネスパーソンは見た目にも気を遣っているのは下記の書籍でも学んだ。

人前で堂々とスピーチをするためには「見た目」を整える努力も必要なのかもしれない。

こーたろー
こーたろー

自己固定感を高めるためには筋トレがおすすめ!

まとめ

本書は「フィラー」というつなぎ言葉に着目した、ありそうで無かった本だ。

一度フィラーの存在を知ってしまえば、人前で話す時になるべくフィラーを使わないように意識するだろう。

最初は違和感があったりぎこちなくなってしまうかもしれないが、トレーニングによってフィラーを消すことができるため、根気よく続けていく必要がありそうだ。

フィラーを無くしてスピーチを楽しむことができれば、新たなビジネスチャンスにめぐり合えるかもしれない。

本書を起点に自分の可能性を引き出していこう。

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