バドミントンラケットのガット(ストリング)張り中のラケット破損を防止するアイテムの紹介

🏸バドミントン

バドミントンのガット(ストリング)張りを自分でやってるよ、という方は多いと思います。

そんな皆様の中で、こんな悩みを抱えている人はいないでしょうか?

「ガットを張っている最中にラケットが折れるんだけど、張り方がおかしいのかな…?」

私サラバドも自分でガットを張っていますが、昔教わったガット張り時に使える便利なアイテムを長年使用しています。

実はそのアイテムがガットを張っている時のラケットへの負担を軽減してくれるアイテムで、ガット張り中にラケットが折れてしまって困っている人の役に立てれば嬉しいなと思い、この記事で紹介したいと思います。

物価上昇と共にラケットの値段もかなり上がってきているので、ラケットが折れてしまうとかなりの痛手ですよね。そんなトラブルを未然に防止するためにも、ぜひ参考にしていただければと思います。

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何故ガット張り中にラケットが折れるのか?

それはラケットが変形するからです。

ガットを張る時はガット(ストリング)を強く引っぱります。

するとラケットに応力がかかり、ラケットが変形します。このストリングを引っ張る力をきっかけとするラケットの応力が高まると、ラケットはやがて耐え切れずに折れてしまいます。

前提として、プレー中にパートナーと接触する等してラケットにヒビや傷がある場合、ラケットが折れる応力の閾値は下がり、いくら対策をしても折れてしまいます。

対策 フィクスチャー

そこで私がお勧めするのが、「フィクスチャー」です。

ガットを張る際、張り機にラケットを固定しますが、多くの張り機はおそらく6点支持型だと思います。私の機械も6点支持です。

これはラケットの変形を防ぐための機能も果たしており、支持する点が多ければ多いほどラケットの変形を防ぐことができます。

「フィクスチャー」はこの支持点を2個所追加することができます。

私の場合は機械で6点、フィクスチャーで2点の計8点でラケットを支えながらガットを張っています。

最も変形するのが縦糸を張っている時です。

ここで大きくラケットが歪みます。卵型から先端が潰れたアイソメトリック型になろうとラケットが変形します。横方向に面が大きくなる感じです。

そこでフィクスチャーを横糸を通すセンター位置に装着しておくと、縦糸を張っている時のラケットの変形を阻止してくれます。

実際にフィクスチャーを使って張っている最中はフィクスチャーが大きくたわみます。それだけフィクスチャーが応力の犠牲になってくれている、ということですね。

ただ、そんなフィクスチャーでも劣化はしてくるので、何度も使用しているとそのうち壊れます。

私の経験では、棒の部分が折れる前に、ラケットに固定するブロックの部分が耐え切れずに割れてしまう事が多いです。

そんな時私は、ラケットの身代わりになってくれたのだと考え、フィクスチャーに感謝することにしています。

まとめ

今回はバドミントンラケットのガットを張る時にラケット破損対策として使えるフィクスチャーを紹介しました。

恐らくですが、電動方式の特に高級なマシンではラケットを保持する機構もしっかりしているので、フィクスチャーを使わなくても破損しにくいと思っています。

私のように張り機が数万円程度の安価で購入できるタイプの物は、ラケット支持部が若干チープにできているので、ラケットへのストレスは高いと思います。

従い、同様の環境で張られている方は、ぜひ一度試してみて下さい!

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. バド より:

    何回ほど張り替えたら壊れてしまいますか?

    • こーたろー サラバド より:

      タイムリーな質問ありがとうございます。つい先日、壊れました。
      ガットのテンションにもよると思いますが、
      私は分銅式の張り機で大体28ポンドぐらいの条件で、50~60本程度張ったあたりでフィクスチャーが壊れるような気がします。
      フィクスチャーのおかげでラケットの寿命は伸びていると思います。

  2. 平野聡 より:

    とても参考になりました!
    ちなみにフィクスチャーはどのタイミングで外すのでしょうか?
    また、横の膨らみを抑えるといことで、横糸のテンションはどのようにされてますか?縦糸のテンションと同じですか?

    • こーたろー サラバド より:

      コメントありがとうございます!
      外すタイミングは、横糸がちょうどフィクスチャーのところまで到達した時です。
      縦横のテンションですが、私は同じテンションで張っています。
      なんとなく縦と横の引っ張る力が異なるとフレームへのストレスが気になって、10年以上は縦横同じテンションで張っています。
      参考にしていただけると幸いです。

      • 平野聡 より:

        ご返信ありがとうございます!最近自分でストリングを始めて、もう2本もラケットを折ってしまいました。どちらとも横糸を張り始めてからです。。
        そこで、原因はなにかと探していたらこちらに辿り着きました!
        ヨネックスでは横糸を10%増しで張るように推奨されていますが、あくまで横の膨らみを戻すためですよね?このフィクスチャーを使えばそれも必要ないかなと考えます。試してみないとわかりませんが。。なかなかマニアックな内容で大変参考になりました!

        • こーたろー サラバド より:

          なるほど、それだとやはり張っている最中の負荷が原因となっているかもしれませんね。
          おっしゃる通り、横糸を強く張るのは形を整えるためだと思います。
          個人的にはあまり応力のバランスを縦横で変えたくないので、私の場合はフィクスチャーはマストアイテムです。
          ぜひ試してみてください(⌒∇⌒)

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