【限りある時間の使い方】紹介と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

私サラバドは、サラリーマンらしく、自己啓発本を読み漁っております。

自己啓発本を読んで仕事に活かしたり、あるいはバドミントンに取り組むモチベーションを作るのにも活用しています。

仕事もバドミントンも、長く続けていれば時には凹むときもありますよね。そんな時に自己啓発本を参考にして前向きなマインドを作り、また次のタスクや目標に向かって歩き出す。私はそんな感じの日々を送っております。

今回読んだのはこちら、「限りある時間の使い方」です。いつものように、印象に残った点や感想を紹介したいと思います。

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なぜこの本を手に取ったか?

私はこの本のタイトルに惹かれました。

10代20代のころは、自分はまだまだ若い、1日ぐらい無駄にしたって残りの人生はまだまだ長いんだから、何てことない、と考えていました。

ところが30代も後半に突入し、そろそろ40代、という年齢に来た時、自分の時間をとても貴重なものに感じるように心境が変化してきました。

寿命を80歳と考えると、40歳はちょうど折り返し地点。大切な家族もいて、幸せな毎日を過ごしている。しかし残りの人生約半分、前半戦と同じような生き方で良いのだろうか?自分の人生を最大限に楽しまないと、損じゃないか?と考えるように。

そんな中この本に出会います。時間に限りがあるのは理解しています。ところが、そんな貴重な時間をどんなふうに使えば良いのか?とてもワクワクしながら読みました。

要点

私サラバドの本紹介記事では、本の内容すべてを網羅するほど濃いレビューではありません。

個人的に印象に残った部分、刺さったフレーズ等、断片的に紹介するスタイルになります。

自分が読んだ本の内容を少しでもアウトプットし、内容の1割でも良いから頭に残したい、また後から読み返して内容を思い出す、という想いを込めています。

その点をご理解いただいた上で、記憶に残る/残したい部分を以下に列挙していきたいと思います。

いわゆるタイムマネジメント系の本ではない

この本は巷でよくあるタイムマネジメント本ではありません。

今の時代は生産性とよく叫ばれています。仕事のムダを省き、生産性を向上しよう、という風潮がありますよね。そのためのライフハック本も多く出版されていて、私も好きで読むことはあります。

そのようないわば王道な視点とは異なり、この本は別の視点から「時間」という概念を考えることができます。

長い目で見れば、僕たちはみんな死んでいる

この本はそんなフレーズから始まります。ショッキングですよね。

人の平均寿命を80歳と仮定すると、それは約4,000週間になります。週数で聞くと不思議と短く感じますよね。実際に人生とは短く、あっという間に過ぎてしまうものなんです。

よく、歳を取ると時が経つのが早く感じる、と言いますよね。こには諸説あるそうですが、有力な説は、脳が一定期間に処理する情報量の減少だそうです。

脳は情報量の多さで年月の経過を測っているため、新しい情報が入ってこないとあっという間に時間が過ぎたように感じるそう。

子供のころは一日が長く感じましたよね。それは日々の体験が新しいことばかりだったからです。

しかし歳を取ると、毎日同じことの繰り返しになり、人間関係も仕事も変化がなくなります。だからあっという間に時が経過してしまうんですね。

従い、歳を取っても新しいことに挑戦する、あるいはありふれたものに新しさを見出すことが重要です。

効率化ツールが逆効果になる

効率化ツールを使って生産性を向上させる。すると処理可能なタスクが増えるので、タスクを消してもまたタスクが降ってくる。

現代人は仕事に追われています。時間を有効的に活用しようと計画を立て、もし計画通りに物事が進まないとストレスになります。働く以上は仕方のないことかもしれませんが、窮屈ですよね。

効率化の一方で自分の首を絞めている、と感じました。まさに効率化の罠です。

タスクを選択する

「もっと効率的にやれば、忙しさから逃れられる」という希望を捨てようと本書は言います。

そもそも抱えているタスクが多すぎる。やることが多すぎることが問題だということですね。だから本当に取り組むべきタスクを選択し、それに集中しよう、ということです。

4,000週間しかない人生を最大限に楽しむために、あれこれタスクを詰め込むのも良くないのかもしれません。あれこれ欲張らなくて良いということですね。

「それしかできない」ことをする

「それしかできない」ということは、裏を返せば「それしかしなくていい」ということだ。

引用 限りある時間の使い方

このフレーズは私の心に深く刺さりました。

どうしても人と比べてしまい、自分はこれしかできない…なんて悲観的に考えてしまうことがよくあります。

しかし逆に、できることだけやれば良い、と考えれば楽な気分になります。

周りの目を気にせず、気を張らずに自分らしく過ごして良いんだと勇気づけられました。

結論

この本を読んで一番印象に残った部分を紹介します。

限りある時間の使い方はつまりこの通りだと解釈しました。

どれだけ多くの人を助けたか、どれだけの偉業を成しとげたか、そんなことは問題ではない。時間をうまく使ったといえる唯一の基準は、自分に与えられた時間をしっかりと生き、限られた時間と能力のなかで、やれることをやったかどうかだ。

引用 限りある時間の使い方

限られた4,000週間を濃密なものにしなきゃ、などと自分にプレッシャーをかける必要は無いんです。

効率化ツールを使って膨大なタスクと戦う必要も無い。

重要なのは、毎日精一杯生きて、自分にやれることをただ精一杯やる、それだけで良いんです。

今の世の中はインターネットが普及し、SNS等でいろいろな情報が飛び込んできます。そのような情報に惑わされ、時には自分を見失うこともあると思います。

他人と自分を比較せず、自分が思うように自分の人生を生きるべきなんですね。勉強になりました。

まとめ

今回の本はもともとは外国の方が書かれたものなので、読みにくさは否めない感じでしたが、

要所要所では非常に参考になる考え方があり、読んで損はないと思いました。

また内容は若干哲学的です。そうは言っても現実は違うよ、という声も出そうですが、

考え方次第で物事の捉え方は180°変わるなと考えさせられました。

なんとなく、物事を多面的にみることを教わったような気がします。

自分の視野を広げたいと思っている人に対してはお勧めできる本です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. 後藤隆史 より:

    いつもありがとうございます。題名から興味をそそられますね。
    ●「歳を取ると、毎日同じことの繰り返し・・・あっという間に時が経過」、なるほどなーと感じます。
    ●「毎日精一杯生きて、自分にやれることをただ精一杯やる、それだけで良いんです。」に励まされ、そうあろうと思います。
    ●「効率化の一方で自分の首を絞めている」、とても共感出来ます。
    効率的というのはいいことなのですが、私が30代の時に仕事や趣味、同窓会、その他のこと一時期に詰め込み過ぎちゃった時がありまして、こなせちゃったのでやり切りましたが、その後、鬱?になり、1週間布団から出れない経験をしました。パニック障害だったのかな。その時先輩のアドバイスが「5つ頼まれたら3つでいいんじゃない、全部出来なくて上司や社長に怒られても死ぬよりはいいから」って。私の場合はジムや地元の温泉施設でサウナや水風呂に入って過ごすと「何も考えなくいい時間」でリセットされますね。
    ●脱線してしまいましたかね、すみません。第4コーナーを曲がり直線に入りました。今の私は奥様との時間を大切にしながら、「他人と自分を比較せず、自分が思うように自分の人生を生きる」を実践していきたいと共鳴しました。仕事はどうするかなぁ(;’∀’)。
    失礼致しました。

    • こーたろー サラバド より:

      後藤さん
      こちらこそ、いつもコメントありがとうございます。
      後藤さんの先輩のコメントが核心をついてますね。人生はそれぐらい緩めのほうが良いのかもしれません。
      真面目な人ほどすべてに全力を注ぎがちで、自分を追い込んでしまうんでしょうね。
      何も考えない時間もとても良いですね。この書籍でも確かそのような話が出てきて、いわゆる瞑想を勧めています。
      瞑想って簡単なようで難しいです。
      ご自分の人生、ゆるく楽しく生きていけるといいですね。
      私もこのサラバドブログをゆるく続けていければと思っています。

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