コミュニケーション能力はビジネスパーソンにとってとても重要なスキルです。
企業に勤めていれば企業研修などで学ぶことはありますが、内容が網羅的ではありません。
本書は多岐に渡るコミュニケーションのノウハウについて、NG例を対極に挙げて良い例を紹介してくれるため、とても判りやすいです。
個人的に気になったポイントを抽出して紹介したいと思います。
基本情報
発売日:2022年7月22日
ページ数:231ページ
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:五百田達成(いおたたつなり)
作家・心理カウンセラー。 米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆など、多岐にわたって活躍中。 専門分野は「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」。
「あさイチ」(NHK)「スッキリ」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、テレビ・雑誌などのメディア出演も多数。 著書『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』『超雑談力』『不機嫌な妻 無関心な夫』『部下 後輩 年下との話し方』(以上、ディスカヴァー)はシリーズ100万部を超えている。
引用Amazon
五百田(いおた)さんという名前は超レアなので、それだけでも惹かれてしまう本書。
そうかと思えば下の名前も「達成」と書いて「なつなり」さん。
興味深いのは著者の名前だけではありません。本書の内容はもっと面白いですよ。
本書の構成
本書ではコミュニケーションのNG/OK例を、損/得として44個紹介しています。
想定シチュエーションは仕事場だけではなく、家庭や雑談等、汎用性が非常に高いです。
何より各項目、大きな見出しでとても判りやすく、そのあとの解説も簡潔に書かれている。そして最後にはポイントとしてワンフレーズでおさらいをする。
プレゼンのテクニックである「PREP法」を連想させます。
自虐をやめると、友達が増える
会話の中で何かと自虐ネタを持ち込む人は多いですよね。
あるいは謙遜しすぎてしまう人もいます。
常に謙虚にすることで予防線を張り、周囲に敵を作らないようにしているのです。
これは「セルフハンディキャッピング」の要素もあります。
事前に自分を低く評価しておくことで、後で結果が良ければラッキー、うまくいかなくても「ほら、言った通り」としてバッシングを避けることができます。
これは周囲の人に気をつかわせてしまう、めんどくさい人です。
そうならないためにも、意識してポジティブワードを使いましょう。
ほめられたら会話を広げるチャンス
日本人は謙虚な人が多いですよね。だからなのか、ほめられるとつい、「そんなことないですよ」と言ってしまいがちです。
確かに、私もやりがちです…
せっかく褒めてくれているのにあまりにも否定しすぎるのは、かえって相手に失礼となる場合もあります。
否定せず、かといって偉そうにしないためにはどうしたら良いのでしょうか?
では、ほめられたら話を広げてみましょう。
例えば私の例ですと、すっかり趣味となった読書習慣を褒められることがたびたびあります。
今度言われたら、「もともとは読書は嫌いだったのですが、尊敬する人に勧められて読み始めたらハマってしまったんです!読書は良いですよ!」と返そうかと思っています。
まとめ
ビジネスパーソンにとってコミュニケーション能力はとても大切です。
しかし多くの人が自己流と過去の経験で乗り切っています。
自分はコミュ力が無いので…。と卑下する暇があるならば、この本を読んで勉強すべきだと思います。
それこそコミュ力が無いことを自虐するのではなく、どうしたらコミュ力が上がるのかを起点に会話を広げてみてはどうでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
初めて貴方のブログをアクセスしました。コミュニケーション能力が大事。バドが趣味など被る所があると思いました。ゆっくり過去の記事もアクセスるつもりです。私は電気電子情報企業を定年退職した無職のヨイヨイですが、42歳から35年以上市民バドクラブを運営してきました。小学生が社会人になり、今でも打ちに来てくれます。
シャープバドミントンクラブさん
サラバドブログ運営者のこーたろーです。
こんばんば!そしてコメントありがとうございます!
バド歴、だいぶ長いのですね!そして人生の大先輩です。そんなお方にコメントいただけて嬉しいです。
また、電気電子情報企業ですか。私の勤め先と分野的に遠くなさそうで、親近感が湧きます。
大したブログではありませんが、細々とやっておりますので、興味を持ってご覧いただけると幸いです。
今後ともよろしくお願いします!