【自分とチームの生産性を最大化する 最新「仕組み」仕事術】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

我々サラリーマンは、仕事の生産性向上と言われることが近年多くなってきました。

そんな生産性を最大化するヒントが本書には詰まっています。

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基本情報

発売日:2017年4月20日

ページ数:226ページ

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

著者

泉正人(イズミ マサト)さん

1974年生まれ。中学卒業後、米国に単身留学。その後帰国して美容師を目指すも挫折。一転して23歳でITベンチャーへ就職、26歳で起業。27歳で日本ファイナンシャルアカデミーを設立。28歳の時に始めた不動産投資によって、わずか3年間で年間家賃収入2億円を得るカリスマ不動産投資家に。現在はそのノウハウを多くの人に伝えるため、各地で講演を行う。

引用ダイヤモンド・オンライン

泉さんは当ブログで紹介した「越境」を繰り返してきたようです。

自らの手でキャリアを切り拓いてきた開拓者です。

本書の構成

生産性を最大化する「仕組み」を紹介しています。

前半は「仕組化」によって得られる恩恵が語られています。

後半は具体的なメソッドの紹介。チェックリストやgmailの活用方法です。

後半のメソッドは好き嫌いがあると思うので、私は前半の仕組化に対する考え方のほうが参考になりました。

「仕組み」仕事術の本質

「仕組み」の核となるのは「マニュアル作成」にあります。

ただ目的ドリブンの思考法で言えば、マニュアル作成は目的ではなく手段です。

時間的な余裕を作り、成果を簡単に出すことが目的です。

「仕組化」によって時間が得られる

毎日の仕事に仕組みを取り入れることで、時間を得ることができます。

定時に退社し、自由な時間が増え、あわよくば年収も増やすことができる。

「仕組み」を作れば仕事を周囲の人にふることができます。

その結果自分の時間を生み出すことができ、自分のやるべきことに集中できます。

限りある人生の時間を効率的に使うためには大事な取り組みです。

仕事をバージョンアップさせていく

目の前の仕事に追われ、より大きなフェーズに行けないというのは、機会損失になります。

簡単にできる仕事は徐々に手放し、難易度の高い仕事や新しい仕事に挑戦していく「仕事のバージョンアップ」をしていきましょう。

定期的に自分の仕事を棚卸して、仕事のクオリティを高める努力が我々には求められています。

ミスの原因は人ではなく仕組み

社員がミスをすると、本人が責められるケースがあります。

ややもすると人格攻撃までする上司・同僚もいるかもしれません。

そうなると心理的安全性は確保できないでしょう。

ミスに対する認識を以下のように改める必要があります。

ミスは経験なので善。それを防ぐ仕組みがない組織が悪。

仕組化を「時間割引率」で考える

仕組化とは、「めんどくさい」を「ラク」に変えるための方法です。

しかしきっと多くの人が仕組化に対してあまり積極的ではないでしょう。

何故ならば仕組みを作ることは労力のかかる作業だからです。

以前当ブログで紹介した勝間和代さんの「ネオ・ライフハック」で、「時間割引率」の話をしました。

目先の損得勘定で意思決定する人は時間割引率が高い人と表現します。

仕組化を嫌がる人もこの時間割引率が高いと言えるでしょう。

長期的には仕組化によって得られる恩恵が大きいはずなので、なかなかやろうとしない。

そうなる要因として、おそらく緊急性の高い仕事に追われていて仕組化どころではない人が多いからだと思います。

普段の仕事の中に「仕組化」業務を一定割合で組み込んででも進める、つまり環境を変えていく必要がありそうです。

まとめ

・仕組化の本質は時間的な余裕を作り、成果を簡単に出すこと。

・仕組化によって生み出した時間で仕事をバージョンアップさせていく。

・ミスの原因は人ではなく仕組みにある。

・仕組化を時間割引率で考えてみる。

今回は仕組化に関する考え方について紹介しました。

個人的に、仕事をバージョンアップしていくという考え方は大変参考になりました。

同じ企業、同じ職場でタコつぼに収まった状態で定年を迎えるのか、あるいはタコつぼから脱出して道を切り開いていくのか、自分の意思次第です。

一度しかない人生、挑戦していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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