一流のビジネスパーソンから学ぶ系の書籍を紹介します。
今回は特に「外見」にフォーカスをしています。
外見なんて関係ないよね?と思う人もいるかもしれませんが、ビジネスの種類によっては大いに関係があります。
本書を読めばそのベーシックルールについて幅広く知ることができるでしょう。
基本情報
発売日:2015年3月13日
ページ数:224ページ
出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
著者:中井信之さん/俣野成敏さん
中井信之(なかい・のぶゆき)
ポージングディレクター・俳優・モデル・イメージコンサルタント。外見と心を結び付けるグローバルな視点の必要性を感じ、国際イメージコンサルタントの資格をアメリカで取得後、独立。的確な分析には定評があり、現在は、タレントからエグゼクティブビジネスマンまで「表情・話しかた・動作」で個性を活かす技術を指導している。
引用Amazon
「一流の人はなぜそこまで」シリーズは、以前紹介しました。
まずは倣えということで、本書のような一流のビジネスパ-ソンの仕事の流儀を知るのは有益だと思います。
仮に身近に一流の人がいても、ここまで詳細に聞き出すことはなかなか難しいですからね。
総評
本書ではスキルアップに注力する一方で、他者からどう見られているかという視点も重要だと説いています。
スーツの着こなし方、自然な笑顔の作り方、顔の形の特徴、立ち方や座り方、歩き方などを解説してくれています。
一般的な企業では教えてくれないような知識なので、このような書籍はありがたいですね。
歩き方で言えば、以前読んだ別の書籍にもその重要性は書かれていました。
歩き方に人の性格が表れます。また足音で誰かがわかってしまうほど、歩き方には特徴が出ます。自分では気が付いていないだけで他者からは意外と見られていて、マイナスイメージを持たれてしまっては本来来るはずのビジネスチャンスが逃げていってしまうかもしれません。
そう考えると、見た目にこだわるのは一理あります。
アドラー心理学の名著「嫌われる勇気」では、他者からどう見られるかは他者の課題である、という考えがあります。
確かにその通りだと当時は私も考えていて、外見を整える努力を少し怠っていました。
ジムには通って体型の維持には努めていましたが、スーツの着こなしや笑顔の作り方、歩き方や姿勢までは意識が及んでいませんでした。
「他者の課題」は確かに考え方として正しい側面はありますが、現代のビジネス事情に合わせて最適化していく必要があるかもしれませんね。
表情筋の使い分け
表情筋には2種類あります。
表情筋を外に向かって解放された顔
生命力に満ち、開いた受容器が環境との交換を活発にさせる
中心に向かって寄せた顔
生命力に乏しく環境からの情報取得もつつましい
眉間にシワを寄せてムッとした表情は「縮小型」に該当します。
いつも縮小型でいる人には周囲の人が近寄りがたく感じてしまい、本来得られるはずのビジネスチャンスが逃げていってしまうかもしれません。
本書では自然な笑顔を作る方法が書かれていますが、手っ取り早く作る方法は、口角を上げることと、眉毛を上げることだと私は思います。
無意識になると口角も眉毛も落ちてくるので、なるべく顔の筋肉を働かせて印象アップを図りたいですね。
まとめ
今回は一流のこだわりシリーズ「見た目編」を紹介しました。
確かに見た目は大事ですが、もちろん中身はもっと重要です。
外見の内面、バランス良く磨いていくことが一流のビジネスパーソンには求められます。
そのような意味では、この一流のこだわりシリーズをすべて制覇しておけば、一流としての作法は網羅できるでしょう。お勧めです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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