ビジネスマンならおそらく誰しもが聞いたことがあるであろう「ロジカルシンキング」。
今回紹介するのは、その「ロジカルシンキング」とは似て非なるもの、
「セブンチャート」というフレームワークを提案してくれる書籍です。
ロジカルシンキングのフレームワークがなかなか上手く使いこなせないとか、
頭の中を整理したいなどの悩みを抱えている人にぜひ読んでいただきたい一冊です。
一般的なビジネス書に比べて読む量は少ないため、一日あればサクッと読破できてしまいます。
今回も簡単に紹介していきたいと思います。
セブンチャートって何?
問題解決とか、論理的思考能力とか、巷では重要視されていると思います。
私も社会人になりたての頃は会社でその手の研修を散々受けましたし、書籍も読みました。
「ロジカルシンキング」は有名で、ロジックツリーとか、3C分析、SWOT分析等のフレームワークが登場します。
これらのフレームワークは便利だと分かっていても、なぜか上手く使いこなせない、という問題があります。
それは何故か?
ロジカルシンキングのフレームワークに当てはめる前に、ある程度自分のアタマの中で思考を構造化しておく必要があるのに、そもそも構造化が上手くいかないからです。
そんな思考の構造化に役立つのが今回紹介する「セブンチャート」です。
ロジカルシンキングのフレームワークよりも汎用的で、使いやすいフレームワークなので、
むしろセブンチャートを先に身に付けることをお勧めします。
セブンチャートの紹介
細かい説明をする前に、まずセブンチャートを紹介します。
単純なチャートなので、見れば本質が大体イメージできると思います。
①センテンスチャート
セブンチャートの起点となるチャートです。
「準備チャート」という位置づけ。
思考を文章化した後、センテンスごとに分解して整理します。
緑色の吹き出し部には接続後などを入れます。
②定義チャート
言葉の定義を明らかにするチャートです。
しっかり定義をしておかないと、伝えるべきメッセージが伝わらなくなってしまいます。
③YES NOチャート
否定と肯定を明確に分けるチャートです。
メリットデメリットを主張するときにも使えそうです。
④要素チャート
分類した要素を並列に並べるチャートです。
そういえばよく会社の組織図に使われていますね。
⑤VSチャート
何かと何かを比較するときに用いるチャートです。
例えば読書における、タブレットvs紙 みたいな感じですね。
⑥プロセスチャート
論理の流れや、時系列で物事を整理したいときに使うチャートです。
製品の製造プロセスを図示する際に使われますね。
⑦ランタンチャート
①~⑥のチャートを組み合わせて思考全体を整理します。
ランタンチャート作成までしなくても、①~⑥を作成した時点でだいぶ思考は構造化されているとは思います。
この書籍をセブンチャートで表現してみた
本書ではこのセブンチャートを使った様々な例題が紹介されています。
その例題を使って自分の手を動かして実際にアウトプットし、体得することが本書の目的です。
というわけで私も早速やってみました。
題材は本書そのものです。上手くできているかは謎ですが、とりあえず練習あるのみ!
上記のプロセスチャートで表現しましたが、
「セブンチャート」は「ゼロ秒思考」と相性が良いと思いました。
「ゼロ秒思考」で思考を言語化、文章化し、次に「セブンチャート」で構造化する。
これが思考力を高める最強のメソッドだと思います!
「ゼロ秒思考」についてはこの記事をご覧ください。
まとめ
・セブンチャート使いこなす = ロジカルシンキングが出来ている状態 である
・考え事をする際、常にチャートで考える癖をつけると良い
・思考の構造化が容易になり、伝えたいことが正確に伝わる
・セブンチャートはビジネス以外の様々なシーンで活用できる
最後までお読みいただきありがとうございました。
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