【全日本メダリスト会社員が語る】ビジネス書からスキルアップのヒントを得る

🏸バドミントン

今回は「バドミントンの上達」について考えてみたいと思います。

さて我々は何のために日々練習をするのでしょうか?試合で勝つため?あるいは娯楽のため?はたまた健康のため?

試合で勝つために何を練習する必要があるのか?基礎か応用か?攻めか守りか?スマッシュかレシーブか?ショットの精度を高めるため?あるいは駆け引き?

取り組み方は人によって違います。

そんなことを考えていた矢先、以前読んだビジネス書「解像度を上げる」からインスピレーションを受けたので、少し考察をしてみました。

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解像度を上げる対象は何か

課題の解像度はおそらく多くの人が高いのではないでしょうか。私の場合はスマッシュが遅いという課題を長年抱えています。

もちろん、ほかにも自分で課題だと思っているポイントはあるのですが、重要なのは解決策の解像度だと気が付いたのです。

いくら課題の解像度が高くても、選択した課題を解決できるかどうかは解決策次第になります。

スポーツは、何か一つの要因がその選手の能力を決定づけているとは言えません。逆に言えば、自分で気づいた課題を一つでも克服することができれば、それだけで大きく伸びるはずです。

またスポーツはビジネスとは異なり、課題を見つけるのは簡単で、解決策を見つけるのが非常に難しいです。

つまり解像度を上げるべき対象は、解決策なのです。

解決策の解像度を上げるのは簡単ではない

スマッシュのスピードが遅いという課題があったとき、解決策を筋力と捉えて、毎日ジムに通って筋トレに精を出す。しかしスマッシュのスピードは一向に上がりません。

解決策=筋トレ の解像度が低かったと考え、トレーニング方法を変えてみる。しかし結果は変わらない。

解像度を上げる取り組みはするものの、広さ・深さが足らずに中途半端に終わってしまうのが現状です。

つまり我々はそれなりに課題設定と解決策を自分のアタマの中で考えて日々練習をしているものの、なかなか前に進めずにいるのです。

日常の練習でゲーム練習をすれば勝ったり負けたりして、それなりに楽しく健康的に過ごすことができていて、あまり大きな不満もない。

しかしそんな毎日で果たして良いのでしょうか?

どうせ取り組むなら、一つ一つ課題を解消し、競技力を向上させ、今まで勝てなかった相手に勝てる喜びを味わいたいと思いませんか?

そのためにも、解決策の解像度を上げるノウハウを知るべきです。

解像度を上げるために何をすべきか?

解決策の解像度を上げるためには、まずは現状把握をするべきだと私は考えています。

ビジネスではよく「PDCAを回せ!」と言われますが、私はむしろCAP Doだと思っています。CつまりCheck(現状把握)から入るのです。

ここで把握するのはショットや試合結果ではなくて、自分のプレーです。

具体的には自分のプレーを動画で撮影し、しっかり内省をすることが大切です。

あるいは、自分を俯瞰する、メタ認知するのです。

さらに、トップ選手との違いを抽出してください。

なぜ自分はこうなっているのか?その原因について考察をしてみましょう。

トップ選手とのギャップ、そこには解決策の解像度を上げるヒントが隠されています。

何度も何度も動画を見返し、比較しましょう。

きっと今までなかった視点が出てくるはずです。すると一気に解像度が高くなります。

まとめ

今回はバドミントンの上達ついて、ビジネス書「解像度を上げる」を参考にして考えてみました。

いちいち動画を撮影し、トップ選手のプレーと比較するという作業は面倒ではありますが、その作業こそが練習のフィードバックです。

練習後の疲労感や達成感、勝った負けた、という漠然としたもので終わらせず、できたこと/できなかったことを客観視することこそが私が考えるフィードバックです。

せっかくの練習時間を無駄にしないためにも、練習後の内省を充実させることがバドミントン上達への近道となります。

さて次回は、解決策の解像度を上げる取り組みについて、私の具体例を紹介していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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