【「また、必ず会おう」と誰もが言った。】要約と感想│小説│書評

📚読書

当ブログの書評コーナーではお馴染みの喜多川泰さんです。

今回も感動のお話です!

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基本情報

発売日:2010年11月25日

ページ数:215ページ

出版社:サンマーク出版

著者:喜多川泰

全体的に読みやすいボリューム感です。読書初心者にはもってこいな一冊です。

 

ちなみに2013年に佐野岳さん主演で映画化されているそうです!公式HP

あらすじ

主人公は熊本に住む男子高校生、秋月和也。

学校の友人との会話がきっかけで、東京ディズニーランドに一人で行くことになってしまいます。

そこから様々な偶然の出会いを積み重ね、人として成長し、熊本に帰っていきます。

偶然のような必然の出会いの連続。旅の素晴らしさを感じることでしょう。

数々の出会いが待ち受けるあたりは「幸せジャンクション」に似ています。

お手伝いをする

和也はディズニーランドから熊本に帰るのですが、飛行機に乗り遅れるというトラブルに見舞われます。そこから様々な出会いに助けられるのです。

最初に出会った人からは、「お手伝いをすることでその場を楽しむことができる」と教わります。

お手伝いをして誰かの役に立つことで、そこにいることを楽しむことができるのです。

自分の居場所が無くて肩身が狭いなと思ったら、自分ができることを積極的に探してみましょう。

自分の物差しを持つ

成功の物差しは自分の中に持つ。この考え方は「上京物語」で登場しました。

今回、同様の考えが登場します。

それは和也が出会ったトラックドライバーで、彼は無謀な命令をしてくるのですが、和也は黙ってその通りにします。しかし彼は「言うことを聞くな!」と叱るわけです。面白いですよね。

この本質は、学校の先生は無茶苦茶なことを言うし、社会に出ても大人たちは無茶苦茶なことを言ってくる。つまり頼れるのは自分だけだということ。

自分の中に価値軸、判断軸を持つことがいかに大切かということを、出会ったばかりのおじさんから教わるわけですね。

こんな良い出会いがあるなら、私も旅をしてみたい!

成功するために必要なこと

成功するためには何が必要か?という問いに対して、おそらく多くの人が「努力」や「運」と答えるのではないでしょうか。

しかし本書で伝えたいことは違います。それは「出会い」です。

人の無限の可能性を引き出してくれるのが出会いなのです。

確かに、成功するために努力をしようと決意するのも、そのきっかけとなる出会いがあるはず。

出会いに感謝し、出会いを大切にする。そして出会いを追い求めていく。

言い換えれば、変化を恐れず、現状に満足せず、挑戦し続けろということかもしれません。

「また、必ず会おう」と誰もが言った。 ーまとめー

・その場を楽しみたければ「お手伝い」をしよう

・自分の人生を他人に滅茶苦茶にされないように、自分の中に価値軸をもとう

・成功するために必要なのは努力ではなく「出会い」である

相変わらず喜多川泰さんの小説には勇気づけられます。

そしてこの小説を読めば、家族や友人に優しくなれるでしょう。

人付き合いをないがしろにせず、丁寧にしようと思えるはずです。

こんなに素晴らしい本をまだ読んでない人は、もったいない!そしてこれから読めるなんて羨ましい!早めに読んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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