【やりきる力】紹介と感想│ビジネス書│要約│書評

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今回紹介するのは「ホリエモン」こと堀江貴文さんの「やりきる力」。

ホリエモン流の考え方を学ぶことができる有益な一冊だ。

簡単に紹介していこう。

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基本情報

発売日:2021年5月27日

ページ数:219ページ

出版社:学研プラス

著者:堀江貴文

堀江氏の書籍は当ブログでも紹介している。

堀江さんは良い意味で普通とは異なったマインドなので、いかに自分の思考が固定化されているかが理解できる。

一度自分を客観視するためにも、堀江さんの書籍を読む価値は大いにある。

「やりきる力」とは何か

本のタイトル「やりきる力」の通り、やると決めたビジネスや遊びを最後まで全力でやろう、という趣旨である。

とは言え、何でもかんでもがむしゃらに最後までやれという話ではない。

やることを探す、決める時は徹底的に思考回路を回し、成功確率を上げる。

この作業は普通の教養レベルでは到底できない。研ぎ澄まされた嗅覚も必要だろう。

そしてこれと決めたら「やり尽くす」が、逆にそこまでやったらすぐに辞めて別のことに切り替える。これを「pivot」と呼んでいるようだ。

また堀江氏は「やりたいことがあればやれば良い」と言うが、彼の「遊び」イコール「ビジネス」という感覚があるのか、どれも一般人的な「遊び」ではない。

稼ぎにつながる健全な遊びと言えるかもしれない。

そんな前提で本書を読めば、深い洞察を得ることができるだろう。

考え抜くために思考の往復を

堀江氏は手あたり次第にビジネスや遊びを手がけているように見えて、実はとんでもなくロジカルに物事を考え、世の中を俯瞰しているようだ。インターネット黎明期にプログラミングに没頭していた過去を考えると、類まれな先見性も持っている。

そんな堀江氏が大切にしている習慣がとても興味深い。

インプットして考える作業と、考えてアウトプットする作業、この往復運動である。

こうしたインとアウトの思考の往復は、人の個性に深みをもたらすと堀江氏は言う。

情報化社会である現代において、インプットは容易いがアウトプットは疎かになりがちだ。

働くことは人として尊い営みである。しかし無機質な行為にならぬよう、人格を磨き上げる努力は絶やしてはいけないと思う。

今後のビジネスパーソンは多動力型になる

「多動力」という堀江氏の有名な著書がある。

自分がやりたいことを全てやる、という趣旨なのだが、堀江氏はこれからの社会においてはこの多動力型のビジネスパーソンが主役になるだろうと主張している。

確かに政府は副業・兼業を推奨していることから、1人で複数のビジネスを手がける時代がすぐそこまで迫ってきているのかもしれない。

しかしながら私が勤めている企業は副業は禁止としているし、身の回りの同僚や友人で副業をやっているという話は無い。

とは言え社会は刻一刻と変化しており、堀江氏の予言はあながち間違いではないだろうと私は共感する。

「〇〇会社に勤めている△△です。」という1つの肩書に縛られる時代は終焉を迎えるのかもしれない。

ともすれば、ひとつの稼ぎ方にこだわらず、色々なことに挑戦するべきだろう。

ただでさえ私は会社員で安定した給料を毎月得ているので、挑戦のリスクは限りなくゼロに近い。身近に副業の話ができる時代はもうじきやってくるのかもしれない。

まとめ

堀江氏の本はどれを読んでもとにかく面白い。私は会社員であり、普段付き合っている友人関係も会社員がほとんどである。

みんな口に出さないだけで実はやっている人もいるのかもしれないが、会話の中で「副業」が登場する機会はほぼ無い。

しかし堀江氏の多動力っぷりを見ると、副業とか起業をとても身近に感じることができる。

そしてどれだけ自分が井の中の蛙かを思い知る。

会社員として突き詰めるのも人生だし、当然会社はそれを望むだろう。

しかし会社はいつ傾くかは判らないし、そうなった時に我々の雇用を守ってくれる保証はどこにもない。

ともすればやはり自分の身は自分で守る。自衛が大事だ。

視点や思考をイノベーションし、いまこそ挑戦してやりきろう!

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