縄跳びトレーニングの効果について紹介します。
フィジカルトレーニングの一つとして、手軽に、そしてコートに入れない時のスキマ時間にできるので、かなりポピュラーなトレーニングです。
ちなみに別記事で練習に持っていきたい道具4選を紹介しています。興味があればそちらもぜひご覧ください。もちろん縄跳びも入っています。
二重飛びを数十秒間連続で飛び続ける、みたいなトレーニングは非常にきついですよね。
昔聞いたのは、中国のナショナルチームでも二重飛びトレーニングを取り入れていて、尋常じゃない回数を平気でこなすそうです。
国内のジュニア指導現場においても、二重飛びトレーニングを取り入れているチームは多く、ジュニアの選手でも大人顔負けの回数をこなす子もいます。
今回は縄跳びトレーニングの特に二重飛びの効果について説明していきたいと思います。
効果① 心配機能が強化される
二重飛びを長時間行うと、ひどい息切れに見舞われます。
まさしく心肺機能に負荷を与えている証拠です。
別記事で紹介しているHIIT(タバタトレーニング)との相性が良く、例えば20秒全力で二重飛びを行い→10秒休憩を1セットとし、合計8セット行えば、効率が良いです。
これは20秒×8セット=160秒=2分40秒の間二重飛びを行うことになりますが、2分40秒通して全力で二重飛びを行うのはかなり厳しいと思います。途中で足をひっかける確率も高くなります。
しかしながら間に10秒の休憩を挟むことで完遂でき、心肺機能の向上が期待できる、というものです。これならなんとなくできそうですよね。
効果② 手首(リスト)が強化される
二重飛びは素早く回す必要があります。そのためには手首(リスト)の強さが要求されます。
普通に二重飛びをやるだけでも手首は鍛えられますが、さらに鍛えるならば、重い縄を使うか、速く回すかのどちらかです。
重い縄飛びはあえて購入する必要がありますが、速く回すのは誰でもすぐにできます。
例えば一定時間内でより多くの回数を飛ぶようにすれば、回すスピードが上がります。
そのようにトレーニングを積み重ねていけば、やがて手首も強くなるでしょう。
効果③ 肩のインナーマッスルが強化される
これは意外と知られていない?かもしれません。
二重飛びをするときは回転の軸をしっかり保つ必要があります。
ここでいう軸はまず手首ですが、その手首を支える腕、腕を支える肩の安定が重要になってきます。
つまり、二重飛びをするときは肩周りをガチッと固めるので、まるでアイソメトリックトレーニングのような状態になり、肩のインナーマッスルが強化される、というメカニズムです。
練習や試合の前のウォーミングアップで縄跳びをする目的は、実は肩の怪我防止、という観点も含まれているのかもしれません。
まとめ
今回はバドミントンの競技力向上のために取り組まれている縄跳びトレーニングについて解説をしました。
縄跳びは体育館に行かなくても外で手軽にできて、なおかつ疲労困憊まで追い込むことができる大変効率の良いトレーニングです。
その効果をしっかり理解し、自分に合ったトレーニング方法で上手く活用してほしいと思います。
みなさんのバドミントンライフがより良くなるよう、今後もスキルアップのヒントを発信していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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