書籍レビュー【頭は「本の読み方」で磨かれる 見えてくるものが変わる70冊】要約と感想

📚読書

読書の素晴らしさを解説した本書は、TVで有名な脳科学者である茂木健一郎さんが書かれました。

私自身、読書を始めたいなと思った時に読み始めた本です。

本の読み方系の書籍は数多く出版されていて、どれを選ぶべきかいきなり迷ってしまいましたが、

茂木さんはTVでも拝見していて著名な方だったので、何も素性の知らない人の書籍を買うよりはマシだろうという思いからこの本を選択しました。

本の良さが少しでも伝わるよう、シンプルに紹介していきたいと思います。

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本を読むべき理由

それは、「本は脳が育つための最良の肥やしになるから」です。

本は、映像や音楽に比べて「情報の濃縮度」が高いと言います。

文章は言葉の配列です。その言葉の組み合わせは無限に存在し、本はそんなランダムな配列から選りすぐられて構成された文章で成り立っています。

茂木さんはこれを「言語の宇宙」と表現していました。この素晴らしい表現力こそ、これまで培ってこられた読書量の賜物だと感じました。

読書は筋トレである

活字を読む行為は確かに辛いです。頭が疲れます。

ただ筋トレで筋肉が成長する原理と同じで、脳もある程度のストレスをかけないと成長していきません。

本を一冊読み通す行為は、まさにジムで脳を鍛えている状態に相当します。

読書が筋トレならば、インターネットやSNSで情報を得る行為は散歩程度の負荷にあたるでしょう。

まぁ散歩も体には良いと思うので、何でもそうですが大事なのはバランスですね。

私は筋トレが好きで以前からジムに通っています。

コツコツ地道に積み重ねる行為が好きなので、読書という脳ジムも私には性に合っている気がします。

始めた頃は辛いかもしれませんが、習慣化してくると苦にならなくなります。

そうなったらこちらのものですね!

日本の「常識」は、海外の「非常識」かもしれない

巷には海外の本を日本人の方が翻訳した書籍も多く出ています。

そのような海外の本を読むことも、知性を身に付けるためには良いトレーニングになります。

過去の記事で書きましたが、海外の方が書いた本は難解で読みづらさは否めません。

ただ、多少読書習慣が身についてきた人はこのような本も読むことをお勧めします。

何故ならば、日本と海外で前提条件が異なるからです。

さらに、もしかすると日本の常識は海外の非常識かもしれない。

世界で流行っている本は世界の多くの人が面白いと思っている証拠なので、世界の常識を知るには最適です。

世界を知る事は自分の価値観や枠を広げることに繋がります。

まずは自分の興味がある分野の本から始めて、慣れてきたら積極的に海外の本にも手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

世界の事実を正しく理解するという点では「FACTFULNSS」がお勧めです。

読書は雑食であれ

これは、色々なジャンルの本を読め、という事です。

人はどんな本に影響を受けるか判りません。偶然出会った本が人生を変えてくれることもあります。

また本に書かれた事からインスパイアされ、ビジネスチャンスに繋がることもあります。

本を読めば年収が上がるわけではありませんが、年収が高い人は読書家であることが多い印象です。

そのような肌感覚から、読書は人生を豊かにしてくれるツールだと私は考えています。

できるだけ多くの本、多くのジャンルの本に触れて、「こうでなければならない」という凝り固まった考えを開放することが、「本当の知性」だという捉え方もできます。

「本当の知性」を身に付け、人生を豊かに、そして毎日イキイキと暮らしていきましょう。

まとめ

この本を読み、読書の大切さを再認識することができました。

「脳ジム」は今の自分に深く刺さりました。これからも脳の筋トレに励もうと決意できました。

また「雑食」に関しては本当にその通りだなぁと考えさせられました。

私は自己啓発本やビジネス書ばかり読んでいます。

そのうち小説や古典にも挑戦してみたいと思っていますが、基本的には自分が読みたいと思う本を読むことが読書としてのあるべき姿だと思います。

見方によっては読書は娯楽であり、エンターテイメントの一種です。

楽しみながら知性を鍛えることができれば一石二鳥ですね。

また今回は紹介できませんでしたが、茂木さんお勧めの本が70冊も登場します。必見です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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