「人生100年時代」という言葉を巷で聞くことが多いと思います。
本当に100年も生きるのか?どうやって生きていけば良いのか?
本書を読むことで、それらの疑問に対するヒントを得ることができます。
いつものように要約&感想を、と思ったのですが、本書が骨太すぎるので今回は私の所感メインで書いていきたいと思います!
基本情報
ビジネス書好きであれば一度は読んでおきたい名著です。
ただし、翻訳本で400ページ近くあるので、読書体力がある人でないと読破は困難です。
とは言え、ポイントを絞って読むだけでも非常に有益な本なので、お勧めです。
総括
・事実、寿命は着実に伸びている
・その事実を踏まえ、60歳定年・引退という固定観念は捨て去ったほうが良い
・年齢でゴールを設定する必要はない
・働く=苦行 という考えを捨て、自分が大切にしている価値を見出す仕事を探し続ける
本書では生まれた年が違う3人の架空の人物をモデルに、キャリアの変遷を紹介しています。
この3人の人生を基に、我々読者も自分の人生について向き合うことができます。
下記の記事でも紹介しましたが、これからの人生はマルチステージ化していきます。
現在は大半のビジネスパーソンの引退が60~65歳ですが、今後はこの常識を捨てる必要があるでしょう。
60歳が近づいてきたから、そろそろ私の会社人生も定年に向けてソフトランディングを…なんて考えではもったいない。
いくつになっても、本当に自分が楽しいと思えることに時間を費やすべきです。
それが仕事に繋がれば最高ですが、なかなかそれは難しい。
ただし、年齢を言い訳にせず、行動を起こして人生における実験と探索を継続すること。そんな学びを本書から得ました。
何より、行動を起こす勇気をもらいました。
これからも、長生きする事を前提に色々な事に挑戦し続けていきます!
長寿は厄災ではなく恩恵である
人生100年と聞くと、60歳で定年してからまだあと40年もある、と悲観的に考える人もいるでしょう。
この考えは未来を過去の延長で考え、3ステージの生き方に沿って勤労生活を送るものと決めつけているからです。
長い人生になるので、休息があっても良い。何度でも学び直したって良いんです。
これからは年齢でその人のステージが決まってしまうような、「エイジ=ステージ」という固定観念は捨てましょう。
まとめ
今回は有名なビジネス書「LIFE SHIFT」を読んで得た気づきメモを紹介しました。
私はいわゆるアラフォーです。この本を読むまでは人生の折り返し地点に来たと思っていました。
しかし100年生きると思えばまだ折り返していないし、そもそも折り返すという考え方自体がくだらないのかもしれません。
年齢を気にせず、今この瞬間を精一杯生きる。それで良いんだと思います。
私には2人の息子がいます。彼ら世代はさらに寿命が伸びていると思います。彼らが人生100年を生きる確率はさらに高まるでしょう。
彼らの未来が明るいものとなるように親である私が精一杯お手本になり、大切なことを伝える義務を改めて認識しました。
この本を読んで本当に良かったです。ぜひ多くの方、そして色々な世代の方に読んでほしい一冊です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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