【Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

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人生100年時代+VUCAの時代を生き抜く方法、それは「アンラーン」でした。

自分を変えたい!得体のしれないモヤモヤ感を抱えている!という人にはぜひ読んでほしい一冊です。

それでは簡単に要約&紹介していきたいと思います。

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基本情報

発売日:2022年1月20日

ページ数:256ページ

出版社:日経BP

著者:柳川範之さん(やながわ のりゆき)、為末大さん

本書は東大の経済学教授である柳川氏と、400mハードルのメダリスト為末氏の共著です。

経済学者とアスリート出身者という異色の構成が興味をそそります。

また、ページ数の割には文字数が少ないためか、非常に読みやすいです。

たびたび登場する柳川氏と為末氏の対談形式が理解の助けになっています。

私はおよそ一日でサクッと読み切ることができました。

「アンラーン」とは何か

アンラーンとは、学ばないことではありません。

これまで学んだ知識やスキルを振り返り、整理し直すプロセスのことを言います。

また加えて自分の思考のクセに気が付き、取り除くこともアンラーンと言えます。

人生100年時代、リスキリングの重要性が叫ばれる中で、この「アンラーン」は重要なテクニックだと思います。

人生100年時代と言えばこの書籍です↓

余白を作ろう

アンラーンによって自分を棚卸し、必要なものを再びインプットする。

それはまるでパソコンのソフトウェアに似ています。

パソコンのメモリ容量は決まっているので追加でインストールをする前に不要なものをアンインストールします。

人間も同じで、「余白」がないと新たにインストールすることができません。

これはまさしく「Quitting」の思想と同じで、何かを始めたければ何かを辞める必要があります。

自分の知識や思考についても「Quitting」して、定期的にリフレッシュしていくことが、変化の大きい世の中を生き抜く最適解なのかもしれません。

現状に満足していれば変化する必要は無い?

さて、今の状態が「好き」であれば、アンラーンは必要ないのでしょうか?

ここは慎重に判断するべきです。

「好き」と「慣れているから心地良い」は違います。

いわゆるコンフォートゾーンにどっぷり浸かっていれば、思考が固定化されてしまいます。

コンフォートゾーンの外の世界を知らないから、無条件に現状を選んでいる。

ここはあえて慣れている環境から離れてみることをお勧めします。

距離を置いてみて初めて理解できる良さがあるかもしれません。

そんな時こそ「GO OUT」です。

思考の固定化が成長を妨げる

人の思考は往々にして固定化してしまいます。

まずは自分の思考が固定化してパターン化していないかを自問しましょう。

この思考の固定化はいわば「クセ」です。

「クセ」は自分ではなかなか気が付きにくいものです。

例えば動作のクセであれば自分の動きを動画で撮って確認しますよね。

思考のクセについても、例えば自分ではない誰かに聞いてみるのも良いかもしれません。

自分の思考を客観視、つまりメタ認知することで、凝り固まった頭をほぐすことができるでしょう。

その領域に達することができれば、より一層成長できるに違いありませんね。

まとめ

・アンラーンとは、身に付けた知識を振り返り、整理しなおすこと。

・アンラーンとは、自分の思考のクセに気が付き、取り除くこと。

・頭の中に余白を作ろう。

・現状が好きなことと、慣れていて心地良いことの線引きをすること。

・思考の固定化が成長を妨げる。

自分の知識や思考のみならず、会社等の組織にも固定化されている要素がたくさんあります。

組織の文化、風土、既成概念等がはびこっていますよね。

それらも一度アンラーン的視点で眺めてみると、新しい世界が見えてくるかもしれません。

慣れって怖いですね…

いつまでも新鮮な気持ちで物事を見れるように意識していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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