【飛び出す人だけが成功する時代 GO OUT(ゴーアウト)】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

「GO OUT」それは外に飛び出していくことです。

そんなタイトルの本書は、これからの人生で成功していくための振る舞い方を教えてくれます。

目が覚めるような内容で読んでいてワクワクしました。

個人的にかなりお勧めの一冊なので、本書の良さが伝わるように、私の感想を交えながら紹介していきたいと思います。

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著者:坪田一男さん

慶応大学医学部教授、スタートアップ上場企業社長、日米医師免許取得、MBA、ハーバード大留学等々、輝かしくかつ多彩な経歴をお持ちの方です。

これを聞くだけで、坪田さんが魅力やバイタリティーに溢れていることが理解できると思います。

そんな方のこれまでの経験を踏まえた教訓を「GO OUT」という言葉と共に学ぶことができます。

そして坪田さんは1955年生まれで、2023年で御年68歳。この年齢でまだまだ新しいことに挑戦していると聞くと、年齢を理由に夢を諦めるのはもったいない事だと痛感しました。

GO OUT

本書のテーマとなっている「GO OUT」とは、「外に飛び出していくこと」です。

単純に物理的に外出せよという意味もありますが、本書で多く語られるのはキャリアに関する内容です。

冒頭で参考文献として登場するのが、当サラバドブログで紹介した「両利きの経営」です。

ちなみに私が「両利きの経営」を読んでから「GO OUT」を読んだ事は特に意味があったわけではありません。完全なる偶然です。

話は少し脱線しますが、読書を続けているとこのような偶然に出会います。

この偶然が個人的には結構快感で、身に付けた知識と知識が後でリンクする、というのが読書のメリットでもあり、強みでもあると思っています。

「両利きの経営」との共通点

では何故「両利きの経営」の話題を持ち出したのでしょうか?

「両利きの経営」では「深化」と「探索」の二通りの経営が必要だと言います。

深化とは既存事業を成長させること。探索とは新規事業を探すことです。

GO OUTの筆者である坪田さんはこの両利きの経営を個人のキャリアにもあてはめて論じています。つまり探索で自分のスキルの幅を広げつつ、深化で専門性を深めていく。

とくにスキルのジャンルは社内に限らず他分野にも目を向けていく。だから「GO OUT」なのです。

「両利きの経営」では「深化」にこだわった企業の例が紹介されています。そちらも合わせて読むと、両利きの重要性が理解できると思います。

目指すべきはT型人材

本書では両利き経営における「探索」を「GO OUT」と表現し、目指すべき人材像を「T型人材」と定義しています。

これは縦方向に伸ばす行為を「深化」、横方向に伸ばす行為を「探索」つまり「GO OUT」と捉えています。

これからの社会で価値を生み出すのは、このT型人材であると著者は言います。深化だけではいま所属する企業の中でしか生き残ることができません。

人生100年時代、定年後のキャリアを見据えた時、深化に特化した人材、本書では「I型人材」と表現していますが、このI型人材では不十分です。

本書の中ではどのようにT型人材へ成長していけば良いのか、数々のヒントを得ることができます。

ちなみに下記の書籍もT型人勢を目指す上で参考になると思います。

T型人材のその先

GO OUTが習慣化してT型人材になれたとしても、それだけでは不十分です。T型人材として何を実行するかが重要です。

実行内容は人それぞれだと思いますが、勇気を出して行動をしましょう。私も読書を通じてT型人材を目指し、イキイキとした人生を過ごすために何か新しいことを始めたいと考えています。

キャリアを仕事に限定する必要はないと著者の坪田さんは言います。人生全体がキャリアであって、人生と仕事は同心円状に包含されるものになってくる。この考え方は大変示唆に富んでいると思います。

T型人材化した坪田さんの言葉には説得力があります。好きなことを仕事にしている坪田さんだからこその言葉なのかなと思います。

まとめ

・「GO OUT(ゴーアウト)」でT型人材を目指そう

・T型人材になれた後は、自分がやりたいことを実行しよう

・キャリアは仕事に限定せず、人生全体で考えるべき

本書を読んで私は何かを始める勇気をもらえた気がします。

一人でも多くGO OUTして、多くの人が本当にやりたいことに出会える日が来る事を願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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