【スターバックスCEOだった私が社員に贈り続けた31の言葉】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

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もはや誰もが知っている超有名コーヒーショップ「スタバ」。

そのスターバックスジャパンの元CEOが書いた書籍を今回紹介します。

著者で元CEOの岩田さんが、とある社員に向けて送った手紙の内容をまとめて一冊の本にしたという面白い構成になっています。

岩田さんの考えが大変参考になりますし、なにより読みやすい。非常にお勧めです。

ではシンプルに本書を紹介していきたいと思います。

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基本情報

発売日:2012年11月20日

ページ数:208ページ

出版社:KADOKAWA/中経出版

著者:岩田松雄さん

著者の岩田さんは、1982年に日産自動車に入社し、様々な部署での経験を積みました。日産自動車時代には社内の留学制度を利用してUCLAビジネススクールで経営を学んでいます。

帰国後、外資系コンサル会社、日本コカ・コーラビバレッジを経て2000年に㈱アトラスの代表取締役に就任。

また2005年に「THE BODY SHOP」を運営する㈱イオンフォレストの代表取締役社長に就任。

スターバックスコーヒージャパン㈱のCEOに就任したのがその後の2009年です。

2013年に㈱リーダーシップコンサルティングを設立しています。

スーパーゼネラリストでも良い

個人的には、日産自動車時代の経験談が印象に残っています。

岩田さんは当時のご自身のことをスペシャリストではなかったとおっしゃっていました。

逆に多くの職場で経験を積んだことで、最前線で働く人たちの気持ちが理解できたことが強みにつながったそうです。

また、目の前の仕事に全力で取り組んでいると、そのうちチャンスがめぐってくると言います。

これは深いですね。つべこべ言わずに精一杯取り組めば良いってことです。

ジャスト・セイ・イエス!

スターバックス元役員のハワード・ビーハー氏は現状を肯定することの大切さを次のように説いていたそうです。

「イエスが一番強力な言葉だ。イエスは自由と感動だ。イエスは許しだ。自分と他人に夢見るチャンスを与えることだ。イエスと言えば心が豊かになる。」

これは「イエスマンになれ」というわけではありません。

先ほど言った、目の前の仕事に全力で取り組むということ、これは人生に無駄なことはない。

そう自分に言い聞かせて現状を肯定しようということです。

つまり「ジャスト・セイ・イエス!」

前向きになれるシンプルな魔法の言葉です。

自分のミッションは何か

著者の岩田さんが最も伝えたいこと、それは「ミッションを持つことの大切さ」です。

会社がミッションを掲げるように、個人としてもミッションを持ちましょう。

当ブログで紹介した「コンセプチュアル思考」では、「5つの働く動機」の話をしました。

そこでは最も上位の概念として「使命」がありましたが、ここで言う個人のミッションとはつまり「使命」であり、この上位概念を意識しようという話につながると思っています。

ただ、個人のミッションは誰にでもすぐに思い浮かぶものではありません。

そこで本書では3つのヒントが示されています。

1.好きなこと

2.得意なこと

3.人のためになること

以前、「才能の地図」という書籍を当ブログで紹介しました。

そこでは自分の才能を探す手法として「かたより分析」というものがありました。

「かたより分析」では、好きや得意をベースに考えず、必要とされることを軸に考えるというものでした。

「才能の地図」的には「3.人のためになること」を最優先に考えるのでしょうが、1も2も決して蔑ろにして良いわけではないと思います。

そのことを踏まえ、自分のミッションは何か?どんな他者貢献、社会貢献ができるのか?をしっかり考えたいと思いました。

まとめ

著者の岩田さんの言葉はシンプルです。そして納得できる。

そう考えると人生ってシンプルで良くて、日々を一生懸命に生きる。それで良いのかもしれません。

さぁ今日もスタバのコーヒーを飲んで一日頑張りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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