今回紹介するのは、喜多川泰さんの「賢者の書」です。
書評系YouTubeでもたびたび紹介されていて、絶賛されています。
私もようやく読みましたが、シンプルに素晴らしい本です。
なぜもっと早く読まなかったのだろう?と後悔し、いますぐに行動したくなること間違いなしです。
本書の内容をちょこっとお話ししたいと思います。
基本情報
発売日:2009年8月5日
ページ数:224ページ
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:喜多川泰さん
ベストセラー作家、喜多川泰さんのデビュー作です。
読めば読むほど喜多川泰ワールドに引き込まれます!
私は「運転者」に続いて2作目になります。
どちらもお勧めです。読めば心が温まります。
本書の構成
何事も思うようにいかない会社員アレックスと賢者を目指す少年サイードの物語です。
何人もの賢者が登場し、少年サイードに様々な知恵を授けてくれるのですが、その知恵がどれも納得度100%です。
そんなサイードと会社員アレックスがどのように関係を持つのか?そのあたりのストーリーも見逃せません。
人生はパズルである
ある賢者は、行動を起こすことの重要性をパズルのピースにかけて説いています。
行動を起こせばパズルのピース1つが手に入ると言います。
パズルのピースが1つあっただけでは、どんな絵が出来上がるか全くわかりません。
多くの人は自分が描きたい絵には必要ないと思い、ピースを手放してしまう。
ただ、行動を積み重ねてピースをたくさん手に入れれば、やがてピース同士がつながり、だんだんと絵が見えてくるのです。
この考えはかの有名なスティーブ・ジョブズ氏の「コネクティング ザ ドッツ」に近い考えです。
完成した絵を眺めたら、なんの役に立つかわからなかった1つのピースがしっかり絵の一部になっていることに気が付きます。
ここでいう絵は、自分の描く理想像とか夢のことを指しています。
人生、行動あるのみ!
人生における成功とはなにか
人間誰しもが成功者になりたいと思うでしょう。
しかし成功者とは一体何者なのでしょうか?
多くの人は成功とは職業についてくると思っているかもしれません。
大きくなったら〇〇になる、とか、就職してこんな仕事をしたい、と考えるのが一般的です。
しかし大切なのは、何になりたいかではなく、どんな人間になりたいかです。
これになれたら成功とか、幸せといった職業はありません。
成功は職業ではなく、人についてくるものです。
自分が理想とする人間像を明確にし、その理想に近づくために努力をしましょう、というのが賢者の知恵です。
「この仕事は自分には合ってない」と悩むビジネスパーソンもいるかもしれませんが、そんな状況下でも前向きになれるヒントになりそうですね。
まとめ
今回は賢者の知恵の一部を紹介しました。
本書では他にも目からウロコな知恵が話されています。
世の中つらいことも多く、落ち込む時もあるでしょう。
そんな時こそ賢者の知恵を思い出し、勇気を出して行動してみましょう。
大丈夫、失敗したって命まで取られるわけではない、というのは森岡毅さんもおっしゃっていました。
ぜひ多くの人に読んでほしい一冊でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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