【世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

最近流行りのMBAに特化したビジネス書を今回紹介します。

迷ったらまずはこの一冊から始めることをお勧めします。

その理由は読めばきっと理解できるでしょう!

というわけで、特に気になったポイントに絞って本書の内容に触れていきましょう。

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基本情報

発売日:2019年4月24日

ページ数:336ページ

出版社:KADOKAWA

著者:永井考尚さん

著者永井さんの「50冊を1冊にまとめてみた」シリーズは以前当ブログで紹介しました。

このシリーズは骨太の書を永井さんがとても理解しやすくまとめてくれているので、とっても助かります。

MBAの勉強をするためにビジネス書を読むなら、まずはこのシリーズを読んで名著の概要を掴んでおくことをお勧めします!

日本企業の強みはミドルアップダウンマネジメント

野中郁次郎/竹内弘高 「知識創造企業」

企業の経営スタイルとして、トップダウンとかボトムアップという言葉を耳にしますよね。

本書ではズバリ、日本企業はミドルアップダウン・マネジメントだ、と主張します。

ミドルは中間管理職=マネジャーです。

一般的には上から怒られ、下から突き上げられるという板挟みのネガティブなイメージが先行していますが、実はこれがポイントだとのこと。

確かに、マネジャーが経営者の想いを部下に伝えることは、現場が上手く回る潤滑油としての機能も持っているでしょう。

また逆に現場の声を経営者に届けるのもある意味マネジャーの役割とも言えます。

「目標管理入門」では、組織の使命と個の夢をリンクさせる重要性が主張されていました。

それこそミドルアップダウン・マネジメントが求められるのではないでしょうか。

逆境から学ぶべし

ジョン・P・コッター 「幸之助論」。

幸之助とはもちろん、松下電器(現パナソニック)創業者、松下幸之助さんのことです。

本書はそんな松下幸之助さんの伝記なのですが、日本人ではなく世界的なリーダーシップ論の権威であるコッター氏が書いたということで、それだけでも一見の価値はあると思います。

さて、そんな「幸之助論」では、松下幸之助さんが順風満帆な人生を歩んできたわけではなく、数々の試練に直面してきて、いかに乗り越えてきたかが語られています。

決して天賦の才があったわけではなく、多くの逆境から学び、常に成長してきたからこそ、偉大な経営者となったのです。

変化の激しい現代だからこそ、何事にも果敢に挑戦し学ぶ姿勢が、今を生きる我々には求められているのだと気づかされます。

松下幸之助さんの書籍は当ブログでも紹介しています。

自律性を支援しよう

エドワード・L・デシ 「人を伸ばす力」

以前当ブログで紹介した「入門 組織開発」において、外発的動機づけ/内発的動機づけ という考え方に触れました。

この「人を伸ばす力」でも同様の話が登場します。

中でも人は心の底では自律性を持ちたいと思っていて、誰からも指図されずに自分の行動を選択していれば、イキイキと行動しているとのこと。

外発的動機づけでは自律性が弱まり、誰かにコントロールされている感覚に陥ります。

すると自分で行動を選択した感覚が弱まるため、内発的動機づけも弱まってしまいます。

つまり統制しようとすればするほど自律性が弱まることを示唆しています。

「目標管理入門」でMBOの本質に触れましたが、ポイントはセルフコントロールです。

このセルフコントロールこそが自律性であり、この自律性を支援してやることが現代の組織開発には求められているのだと学びを得ました。

まとめ

・日本企業はミドルアップダウンマネジメントで戦い抜く

・逆境から学び成長し続けよう

・人を伸ばすコツは自律性を支援すること

今回紹介したポイントは、組織開発に特化してみました。

他にもマーケティング論などに精通した書籍も紹介されているので、幅広く知識を強化することができると思います。

とにかくどれも骨太の書籍ばかりで、一冊読むのにかなりの時間を要するので、それなら本書をしっかり読み込んだほうが、手っ取り早く自分の血肉にできるはずです。

とにかくお勧めな一冊です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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