最近、個人的に注目している岡田斗司夫さんの本をまた読みました。
今回は「スマートノート」という、岡田さんオリジナルのノート活用術に関する書籍になります。
このスマートノート術で誰もが天才になれる⁉そんなワクワクを感じさせてくれる一冊です。
基本情報
本書は電子版が出版されており、Kindle Unlimitedに登録されています。
もちろん私はiPad&Kindle Unlimitedで読みました。
電子版だとページをめくるアクションは無く、Webページを上下方向にスワイプして読み進めるスタイルの読書になります。
この方がページ数を意識せず、読書に没入することができて、私は結構好きです。
天才の定義
さて本書で紹介するスマートノート術を駆使すれば、誰もが「天才」になれます。
では「天才」の定義って何でしょうか?
岡田さんは3つの要素からなると言っています。
【発想力】 これまでの価値観、感性を捨て、新しいアイデアや概念を生み出すことができる能力です。
【表現力】 自分の考えを他人に伝える技術力。「話す」「書く」「歌う」など色々挙げられます。
【論理力】 考えやアイデアを整理し、わかりやすい形に整える能力です。
「ノートを相手に」考え続けることで論理力は向上します。
この表現というか考えは私にはありませんでした。ノートを通して自分を客観視する。大事ですね。
スマートノートの構成
スマートノートは7つの段階から構成されています。
1.5行日記(行動記録) :基礎
2.今日はどんな日?(行動採点) :基礎
3.毎日いち見開き(論理訓練) :論理力・表現力
4.見せてお話(表現訓練) :表現力
5.臨界突破(脳内リンク開始) :統合的人格
6.知識→教養→見識(統合) :統合的人格
7.世に出る(私によれば世界は) :自覚と覚悟
段階を経て「書く」という行為をバージョンアップさせて行きます。
まずは毎日ノートに書く習慣をつけるために、5行の日記を付けます。
最終的には7段階目の「世に出る」で自分が書いた内容をブログやTwitterで発信します。
目的ドリブンの思考法で言えば、「世に出る」事が目的でスマートノートは手段です。
正直、段階を踏まずに世に出ることもできます。
しかし、少しでも「成功」に近づけるためには、スマートノート術における1~6段階はないがしろにすべきではないと思います。
天才に必要な3要素をしっかり強化した上で世に出た方が良い。
あるいは世に出てしまってからも1~6段階のステップを習慣化するのはスキル向上に役立つはずです。
スマートノート術は右ページから書く
最大の特徴は、「ノートの右側から書く」ということです。
スマートノート術では右ページに「行動記録」と「行動採点」を書きます。
そうすると、左ページは白紙の状態になります。
すると人間は不思議と「もったない」という思考が働きます。
この思考を利用し、何でも良いから左ページに書いてください。
書いて頭の中のごちゃごちゃしたものを吐き出しましょう。
「書く」ことの効能としては、「0秒思考」が有名です。
「見識」という概念
スマートノート術では左側を自由に書くというルールでした。
自由に自分の意見や仮説を書いていくと、最終的に「見識」に成長します。
見識 = 知識 + 人格 + 教養
情報を自分なりに集めたのが「知識」、それを解釈するのに「人格」を使い、最終的に自分の中で「教養」としてまとめ上げます。
「生き方」では 人格=性格+哲学 という方程式が登場しました。
読書で「知識」をつけ、思考の有り様をノートに書き出す。
記憶という機能はノートが担当してくれるので、自分の頭は考えることに専念することができます。
すると自分なりの「哲学」や「教養」を生み出すことができる。
そのようにして読書とスマートノートの二刀流で自分を磨いていきたいですね。
まとめ
・スマートノート術を駆使して天才になろう。
・スマートノート術は7段階で構成されている。自分のレベルに合わせて取り組もう。
・スマートノート術はあえて右ページから書き始める。
・見識=知識+人格+教養
今回、ノートに書くという単純作業の破壊力を思い知らされました。
右ページから書き始めて左ページは自由に書くとは言いますが、その自由に書くことがどれほど難しいことか…
書くための下地として読書は有効だと思うので、まずは読書から始めてみるのが良いと私は思っています。
私もなるべく「書く」習慣をつけようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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