【Fail Fast! 速い失敗が未来を創る ーコロナ後を勝ち抜く36の視点】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

「Fail Fast!」つまり、「早く失敗してしまえ!」です。

著者藤田さんの実体験を基に行動の大切さを主張しているのが本書です。

今回もシンプルに紹介していきたいと思います。

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基本情報

発売日 2021年8月19日

ページ数 192ページ

出版社 ウェッジ

著者 藤田浩之さん

藤田 浩之(ふじた ひろゆき、Hiroyuki Fujita、1966年7月27日 -)は、日本出身、アメリカ合衆国在住の実業家。医療機器開発製造会社クオリティー・エレクトロダイナミクス(Quality Electrodynamics (QED))の創業者、社長兼最高経営責任者。在オハイオ州クリーブランド日本国名誉領事[1]キヤノンメディカルシステムズ株式会社CTMR事業統括部CTO(最高技術責任者)。

引用 ウィキペディア

藤田さんはアメリカに移住し、QEDという企業を立ち上げた実業家です。

そのほかにもOISTという沖縄にある大学の理事も務めていたり、グローバルに活躍する方です。

ダラダラ失敗しないこと

著者の藤田さんは1988年に渡米し、かれこれ30年以上アメリカに住んでいます。

アメリカの様々な事情に精通しており、その決定の速さは日本も見習うべきだと主張します。

つまりアメリカの強みは「実行力」です。

迅速に行動し、失敗したとしても失敗から学び、修正する。

失敗を恐れずに行動するという事を国家レベルでやり遂げるのだから、アメリカは凄い国だ。

日本の政治家はパッションが足りない?

本書ではコロナのパンデミック時のエピソードが頻繁に登場します。

混乱の中、アメリカは真っ先にワクチン開発に着手し実用化させた。

またドイツのメルケル首相は感情的に答弁し、指揮をとっていました。

さて、では日本はどうだったかと言うと、日本の政治家の話には熱い想いが感じられないと著者の藤田さんは言います。

確かに国会答弁を見ても、台本を読むか、当たり障りのない答弁をするかのどちらかです。

失敗や批判を恐れず、もっと自分たちの信念を貫いた行動をしてもいいのではと思いますね。

まずやってみる

これこそは起業家精神に通じます。

下記の書籍にもありましたが、何事も走りながら軌道修正するぐらいの気持ちで良いでしょう。

変化を受け入れ挑戦し続けていく。

私は自己保存の本能に抗うことこそウェルビーイングだと思います。

人材こそ宝

本書では著者藤田さんが立ち上げたQEDという企業のエピソードが語られています。

藤田さんは「人材こそ宝だ」と言います。

だからこそ、社員がプライドを持てる。経営者も従業員も皆企業という名の船に乗っていると思える文化を醸成する重要性を説いています。

経営者たる者、ブランド理念を堂々と語れるリーダーであってほしいですね。

人生とは点と点をつなぐもの

かの有名なスティーブジョブズ氏がスタンフォード大学で行ったスピーチをご存じでしょうか?

”Connecting the Dots” 

人生はまさに点と点をつないでいくものだ

著者の藤田さんは若い頃に外交官を目指して東大受験に挑戦しました。

結果的に進学したのは早稲田大学で、その後はアメリカに留学して起業しています。

しかしその後色々な縁があって2018年に日本政府より在クリーブランド日本国名誉領事に任命されました。

藤田さんは30年もの時を経て点と点が繋がりました。

人生において無駄なことは無い。点(ドット)のような毎日でも、いつかは線で繋がる日がくるはずです。

読書も点みたいなものです。点と点が線で繋がる瞬間はアドレナリンが爆発します。

まとめ

・ダラダラ失敗せず、どんどん行動しよう

・失敗や批判を恐れず自分の意見を発信しよう

・何事もまずやってみよう

・一日ずつ点(ドット)を積み重ねれば、やがて線で繋がる日が訪れる

著者の藤田さんは本当に多彩な方で、本書は我々一般人からするとリアリティが無いようなエピソードが多いような気がしました。

ただ、そんな藤田さんの経験や信念を知れるのは非常に有益です。

学ぶことは大いにあるので、読んでみる価値はありますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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