【OPEN TO THINK~最新研究が証明した 自分の小さな枠から抜け出す思考法】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

思考方法に関する書籍は数多く存在しますが、今回紹介するのもその一つです。

本書では「オープン思考」という新しい概念を打ち出しています。

我々の思考の可能性が広がる、そんな一冊になっていると思います。

なるべくシンプルに本書を紹介していきたいと思います。

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基本情報

発売日:2020年11月26日

ページ数:385ページ

出版社:あさ出版

著者:ポンテクラフト・ダン

ポンテフラクト,ダン
実業家。作家。ビクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部非常勤講師。コンサルティング・ファーム「ポンテフラクト・グループ」創業者兼CEO。カナダ生まれ。ビクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部非常勤講師。SAP、ビジネスオブジェクツ(Business Objects)といったソフトウェア企業や、ブリティッシュ・コロンビア工科大学幹部を歴任。大手電気通信企業のチーフ・エンビジョナーとして、企業カルチャーをよりよいものにし、組織の協調性を高めるためのコンサルティングを行なうトランスフォーメーション・オフィス部門を率いていた際、「テラス・リーダーシップ・フィロソフィー」というリーダーシップの新しいフレームワークを導入、従業員のモチベーションを90パーセントにまで高めた実績を持つ。その後、リーダーシップと組織文化向上を目指すコンサルティング・ファーム「ポンテクラフト・グループ」を創業、CEOとなる

引用Amazon

現在はポンテクラフト・グループという自身の名を冠したコンサル会社でCEOを務めているようです。

ポンテクラフト氏は研究者ではなく実業家であるため、ビジネス現場で使いやすい、より実践的な考え方を提案してくれるのではないかと思います。

とはいえ本書はボリュームが増大で、翻訳書特有の読みづらさがあります。

読むにはある程度覚悟を持つ必要がありそうです。

本書の肝「オープン思考」とは何か

本書はボリューム満点の一冊になっていますが、そのほとんどがオープン思考を強調するための補助的なストーリーです。

当ブログで以前紹介した「コンサルタントの読書術」的に言えば、全てを読む必要はありません。

というわけで、エッセンスのみここで紹介したいと思います。

「オープン思考とは何か?」

それは、「思いを描き、意思決定して、行動する。」です。

この3つの相互作用がオープン思考であり、それぞれのフェーズを以下の3つの思考方法で論じています。

1.クリエイティブ思考(創造的思考)

2.クリティカル思考(批判的思考)

3.アプライド思考(実践的思考)

平たく言えば、よく考え、速やかに決断し、実践に移そう、ということです。

これら3つの要素は当ブログでもその重要性について散々紹介してきました。

例えば、思考については「ゼロ秒思考」

決断はDaiGoさんの「後悔しない超選択術」

行動・実践は「Fail Fast!」で取り上げました。

オープン思考を阻害する3つの思考

オープン思考が3つのフェーズから構成されていることは理解できましたね。

では、オープン思考を阻害する3つの思考について紹介します。

1.無関心思考

2.優柔不断思考

3.硬直思考

先ほど紹介したオープン思考の3つのフェーズのいわば反意語だと捉えれば理解しやすいです。

3つのフェーズのどれか一つでも欠けるとオープン思考が成立しないということです。

人は無邪気な子供時代にはこれらの阻害思考は全くありませんでした。

成長していくに従ってオープン思考を阻害する思考に偏っていきます。

それはまさしくタコツボという名のコンフォートゾーンです。

とは言え、オープン思考は手段であって目的ではないので、何のためにオープン思考を働かせるのか?について常々考えていきたいですね。

まとめ

オープン思考とは、思いを描き、意思決定して、行動することであり、

クリエイティブ思考+クリティカル思考+アプライド思考という3つの思考サイクルを回すことがポイント。

つまり読書同様、インプットとアウトプットが常にセットだと私は理解しました。

どんなに秀逸な思考を持っていても、行動しなければ何も始まらないですね。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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