以前紹介した「人は聞き方が9割」の続編。今回はリーダー編です。
リーダーではなくても読む価値は大いにあります。
本書の内容を抜粋して紹介したいと思います。
基本情報
発売日:2022年12月7日
ページ数:162ページ
出版社:すばる舎
著者:永松茂久さん
永松さんの他の書籍は以前当ブログでも紹介しました。
非常に読みやすく説得力が高いので、個人的には好きなシリーズです。
自己重要感を高めるのがリーダーの仕事
マズローの欲求5段階説はとても有名ですよね。下記の書籍でも登場しました。
下から3段階目の「社会的欲求」を満たすことは自己肯定感を高めること。
下から4段階目の「承認欲求」を満たすことは自己重要感を高めることに繋がります。
さて、自己肯定感と自己重要感の違いとは一体なんでしょうか?
優れたリーダーはここをしっかり理解しており、メンバーの自己肯定感を上げてから自己重要感を上げるような話し方をしているのです。
リーダーであれば、下記の書籍も併せて読んでおきたいです。
フォー・ユー・トーク
リーダーは「求められているもの」と「伝えたいこと」のバランスを取りましょう。
自分の価値観を押し付けず、相手に興味を持って、掘り下げていきましょう。
そうして相手が心をだんだん開いてくれた後に、徐々にこちらが伝えたいことを少しずつ伝えていく。このようなアプローチが肝要です。
下記の書籍に登場した「3WANTSモデル」に似た考えです。
会話の中で自分の話題が中心になっていないか、あるいは自分ばかり発していないかを注意したいですね。対話のスキルも活用ができそうです。
リーダーは話し方が9割 ーまとめー
リーダーと聞くと、ついついカリスマ性の高いリーダー象を思い浮かべてしまい、強めの主張を意識しがちですが、本書を読めばそこまで気張らなくても良いことが理解できます。
もっとシンプルで良くて、まずは相手に興味を持ち、話を聞いてあげ、認めてあげる。
ビジネスにおけるリーダーだけではなく、地域のコミュニティ、サークル、学生、親などなど、誰かを導く責務がある人は誰しもがリーダーです。
そのような立場の人であれば、ぜひ一度本書を手に取って読んでもらいたいですね。参考になること間違いなしです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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