【投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

近年、「投資」を始める人が徐々に増えてきています。

今回紹介するのは、投資というワードがタイトルにありますが、金融投資のハウツー本ではありません。

金融の話も登場しますが、それを含めた上位概念として「自己投資」のお話になります。

読みやすく、説得力がある内容です。これから何かを始めたいと考えている人にはお勧めの一冊です。

個人的に印象に残ったポイントを中心に、本書を紹介していきたいと思います。

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著者:上岡 正明 さん

株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役。放送作家・脚本家。MBA(情報工学博士前期課程)修了。多摩大学客員講師(18,19)。一般社団法人日本認知脳科学協会理事。これまで上場企業や外資系企業を中心に1000社以上の広報PR支援、新規事業構築、外資系企業の国内外PRや海外プロモーションのコンサルティング、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどをおこなう。

引用:Amazon

さらに、登録者数22万人を超えるYouTuberとしての顔も持つそうです。

とにかく色んな顔を持つ多彩なキャリアをお持ちの方です。

きっと毎日活き活きと働いているんでしょうね。羨ましい!

上岡正明さんYouTubeより

投資脳の目的

それは、「あなたに投資をしたい」そう思われる人を目指すことです。

投資をするからにはお金を増やしたいと思うのは当然です。

自己投資してお金を増やすには、自分の価値を高める必要があります。

本書では投資脳をインストールするための3つの要素、「頭脳資産」「経験資産」「金融資産」を最大化するポイントを紹介してくれています。非常に面白いです。

投資脳 vs 消費脳

投資脳とは真逆の言葉として、「消費脳」という考え方が紹介されています。

消費脳とは、給料が入ったら入っただけ使ってしまう。毎日だらだらテレビを見て過ごしてしまう。時間とお金を惰性で消費してしまう人たちのことです。

このような消費脳の持ち主は、社会に消費される人になります。

それは例えば高度経済成長期に大量消費されてきたモノたちに似ています。用済みになれば廃棄されてしまうように、消費脳の人たちはリストラされてしまうかもしれません。

「消費される人」から「投資される人」になることこそ、これからの時代の勝ち筋なのかもしれません。

会社や国に頼っているばかりではもはやダメってことです。いまこそ自立した投資家を目指しましょう。

1のインプットから100のアウトプットを生み出す

投資脳をインストールしたら、投資リターンを最大化する行動が大事になってきます。

そこで重要なのが、「1のインプットから100のアウトプットをすること」です。

例えば1冊の本を読んで1つアウトプットする(行動する)のも良いですが、さらに1つでも多くアウトプットに繋がる学びを得たほうがより成長できます。

ちなみに読書で得たインプットを効率的にアウトプットするなら以下の書籍がお勧めです。

どれだけ当事者意識と課題意識を持つことができるかが、本人の伸びしろを決める上で重要な要素になってくるでしょう。

日本のビジネスパーソンの給与が増えない仮説

本書では著者の上岡さんが「なぜ日本企業の決算が好調なのに給与が増えないのか?」という問いを立てています。

その問いに対する推定要因は、「高い給与を求め、会社を辞めて独立したり転職したりする人が増えないからだ」と主張しています。

ともすると、企業側は「それなら給与を上げる必要が無いな」と判断します。この仮説は確かに的を射ているかもしれません。

日本は昔から終身雇用&年功序列の色が強かったので、高い給与を社外に求める文化が全くありませんでした。

同じ企業で、そして1つの企業で働き続けるだけでは、生涯年収にはある程度上限が見えてしまいます。

金融資産を増やしたいと本気で思うなら、収入経路を社内外に複数持つという投資脳がこれからは求められるでしょう。

まとめ

・投資脳の目的は「あなたに投資をしたい」そう思わせる人を目指すこと

・消費脳から投資脳へシフトしよう

・1のインプットからなるべく多くのアウトプットをしよう

・日本のビジネスパーソンの給与が増えない理由は、社外に出ないから

人は亡くなる間際、これまでの人生で行動しなかった後悔がこみあげてくるそうです。

少しでもやりたいことがあるならば、絶対に行動した方が良いです。

自分の可能性を信じましょう。そして新しいことへの挑戦を楽しみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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