目標管理はセルフコントロール!【図解 目標管理入門 マネジメントの原理原則を使いこなしたい人のための「理論と実践」100のツボ 「理論と実践」100のツボシリーズ】要約と感想 Part.1

📚読書

ビジネスパーソンの多くは「目標管理」をしていますよね。

そんな「目標管理」の原理原則を学べる良書に出会いました。

私はこの本のおかげで仕事への向き合い方が変わりました。

大変お勧めな一冊ですので、その良さが伝わるように、シンプルに紹介していきたいと思います。

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基本情報

発売日:2023年4月21日

ページ数:427ページ

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

著者:坪谷邦生さん

坪谷さんは人事のプロフェッショナルで、以前当ブログで紹介した「図解人材マネジメント入門」は本当に分かりやすくて親切な書籍でした。

今回もそんな坪谷さんが書かれた「目標管理」に関する書籍で、組織開発に携わる人はもちろん、ビジネスパーソンであれば一度は読んでおいたほうが良いです!

目標管理の原点はMBO

そもそも目標管理って何?起源はMBOにあります。

MBOは、「もしドラ」で有名なドラッカー氏が提唱しました。

MBOは「Management by Objectives and Self-control」の略です。

「Self-control」はあまり見慣れません。MBOと略されると抜け落ちてしまう部分です。

これは「自律的な貢献」です。

組織に貢献出来ることは何かを自分で考え、自分で目標を設定し、自分でコントロールする。

これが目標設定の本来あるべき姿だと思います。

一般的な企業の目標設定では「自律的な貢献」の概念が無いために、他人(上司)に管理された目標をこなすだけで、大抵は形骸化します。

この「自律的な貢献」のマインドを持てれば、主体性の強い人材になれ、組織ではきっと重宝される存在になるはずです。

目標を設定する理由

目標設定をすることで得られるメリットは以下の3つです。

1.集中

2.協働

3.フィードバック

順番に見ていきます。

集中

目標を設定することで自分の力を集中させることができます。

やることとやらないことを上手に選択するという点では、下記の書籍が参考になります。

協働

目標を設定して公開すると、同じ目標を持った仲間や、応援してくれる人が現れます。

目標を設定したからこそ生まれる関係性を持てるかもしれません。

この場合、「対話」のスキルが非常に重要になります。

積極的に目標を公開し、周囲のメンバーと対話したいですね。

フィードバック

一般的に目標設定といえばフィードバックがセットだと考える人は多いのではないでしょうか。

期初に設定した目標を期末に振り返り、上司と共に達成度を確認する。

何が出来て何が出来なかったのかを理解することで、また次の目標を立てることができます。

このサイクルを回すことが自身の成長に繋がりますよね。

フィードバックは簡単なようで難しい。この書籍なんかもお勧めです。

Part.1まとめ

・目標管理の原点はMBOにあり、本来は自律的な貢献の要素を持っている。

・目標設定をするメリットは、集中・協働・フィードバックである。

今回は目標管理の起源と、目標設定をするメリットについてピックアップしました。

これまで勘違いしていた目標管理の本質が少し理解でき、今後の仕事の進め方が変わりそうです。

多くのビジネスパーソン、特に人事部の人間でさえ誤った理解をしていそうですね。

一人でも多く目標管理のあるべき姿について理解してもらえるよう、微力ながら活動していければと思います。

それでは続きはPart.2で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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