専門スキルよりも人間力【一流の人間力】要約と感想

📚読書

最近は「リスキリング」という言葉をよく聞きますよね。

勉強系Vlogも流行っているからか、社会人の勉強ブームが巻き起こっている感覚があります。

確かに専門スキルを磨くのも大事ですが、それよりもずっと大事なスキルがありました。

それこそが「人間力」です。

今回紹介する書籍を読めば、人間力の大切さと、高め方を学ぶことができるでしょう。

もはや全社会人必読の書です。

それでは簡単に内容に触れていきたいと思います。

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基本情報

発売日:2023年5月26日

ページ数:179ページ

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

著者:井上裕之さん

いのうえ歯科医院理事長、歯学博士、経営学博士。 1963年、北海道生まれ。 東京歯科大学大学院修了後、世界レベルの技術を学ぶためニューヨーク大学、ペンシルベニア大学、イエテボリ大学で研鑽を積み、医療法人社団いのうえ歯科医院を開業。自身の医院で理事長を務めながら、東京医科歯科大学、東京歯科大学非常勤講師、インディアナ大学客員講師など国内外の7つの大学で役職を兼任している。 その技術は国内外から評価され、とくに最新医療、スピード治療の技術はメディアに取り上げられ、注目を集める。

引用Amazon

著者の井上さんは歯科医師でありながら、マルチな才能を活かして多方面でご活躍をされている方です。

著書が80冊以上もあるとのことで、作家としても精力的に活動されています。

本書を読む前に公式サイトを見れば、井上さんがいかにエネルギッシュな方かが理解できるでしょう。

人生経験豊富な井上さんから「一流の人間力」について教えてもらえるこの本は、ありふれたセミナーを受けるよりも遥かに有益だと思います。

人間力が高い人の特徴と、高める方法

一体どんな人が人間力が高いと言えるのでしょうか。

ポイントは以下の4つです。

・明るい

・人柄が良い

・素直

・信頼感がある

どれも納得ですよね。

人間力を高める方法は色々ありますが、その中の一つとして、社会性のある人から学びなさいと著者は主張しています。

社会性がある人とは、「社会をよくしていこう」という信念がある人のことを指します。

これは「コンセプチュアル思考」で登場した「働く動機の5段階」説における、5段階目の使命感が強いことを表しています。

働く意義が利他的であり、かつモチベーションが内発的です。

「GIVE&TAKE」におけるギバーです。

ギバーになる努力を惜しまず、身の回りのギバー=社会性のある人を見つけ、その人から多くを学びましょう。

学んだら自分も積極的にギブしていくことを忘れずにしたいですね。

人生の目的を明確にするコツ

人生の目的って何だろうと考えた時、考え方の一つとして「成長」があります

自身の成長を意識して日々を過ごすことは人間力を高めることに繋がります。

目的に向かって全力で生きることは幸せです。その頑張る姿が多くの人々にエネルギーを与えたりもします。

ではどうやって人生の目的を明確にすれば良いのでしょうか?

それは、現在の夢や目的をイメージし、感情が伴っているかどうかを確認することです。

例えば仕事をしている中で、感情が高ぶって自然と涙ぐんでしまった経験はありませんか?

そんな経験は大きなヒントになるでしょう。

これは私も実体験を通して納得しています。

それは同僚の仕事をサポートしていた時のことです。

彼の成長を考えて本気で対話していたのですが、気が付けば不思議と目がウルウルしていました。

別に悲しいわけではないのに、なぜ涙が出てきたのかが判りません。

恐らくこれが感情が高まってきた証拠なのだと思います。

私もまだ人生の目的や目標は明確に定まっていませんが、この日常の体験を通して、いずれ明確にしていきたいと思います。

学ぶ内容は年代に合わせて変化させる

人間力を高めるためには、日々勉強が必要です。

ライフステージに合わせて学ぶ内容を変えてみるのも良いでしょう。

20代は専門分野の知識、30代は専門以外の不足している知識、40代以降は人生の後半に必要な知識 といった形です。

学ぶにあたり大切な心構えは「アンラーン」です。

以前当ブログでも紹介しました。

「学びほぐし」とも表現されます。

一流の人間力を持った人は、常に謙虚な姿勢でいます。

自分の知識をひけらかすこともせず、学び続けています。

各ライフステージにおける自分の立ち位置をメタ認知し、何を学ぶかを選択しましょう。

本書では学習方法として読書はもちろん、セミナーへの参加も勧めています。

講師や参加者との繋がりもできるため、それこそ社会性のある人との出会いもあるでしょう。

コンフォートゾーンからストレッチゾーンへ越境するためにも、セミナーは良い選択肢かもしれません。

まとめ

人間は社会的動物なので、1人では決して生きていけません。

莫大な富と名声を手に入れた社長でも、社長という肩書が無くなったらただの人になってしまいます。

最後に残るのは人と人との繋がりであり、それこそが人としての幸せです。

人間力を高めることは幸せな人生を送ることに繋がります。

また人間関係の悩みから解放され、きっと仕事も好転するでしょう。

私も著者の井上さんのように人間力を高め、何歳になっても色々なことに挑戦していきたいと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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