【ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評

📚読書

「世界で最も売れているビジネス書!世界累計1,500万部」というフレーズに惹かれて私も読んでみました。

YouTubeでも見かけることの多いこの本。一体何がそんなにすごいのか?私も確かめてみました。

簡単に本書を紹介していきたいと思います。

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基本情報

発売日:2019年10月12日

ページ数:328ページ

出版社:パンローリング株式会社

著者:ジェームズ・クリアー

こーたろー的総評

本書のタイトル通り、小さな習慣がいかに大事かをひたすら説明する本です。

やはり洋書ならではの読みにくさが凄まじいです。

所々出てくる考え方自体は素晴らしいものですが、逆に言えばそれだけ読み取れればOKで、全てを読むのははっきり言って時間のムダです。

この本を読むよりも、判りやすく解説してくれる系の本をチョイスしたほうが圧倒的にコスパ・タイパが良いです。

少し辛口コメントになってしまいましたが、本書の主張自体は素晴らしいものです。

だからこそ、判りやすく書いてくれている親切な解説本を読んだほうが、素晴らしい効果が得られるのではないでしょうか。

習慣の目的とは

そもそも何のために習慣化するのでしょうか。

その目的とは、人生の問題をできるだけ少ないエネルギーと努力で解決することです。

基本的には問題解決のために、そしてなるべく余計なエネルギーを使わないように習慣のシステムを生活の一部に組み込むわけですね。

本書では習慣形成のプロセスを「きっかけ→欲求→反応→報酬」という4つのステップに分けて解説をしています。この生地ではその点はあえて触れません。

個人的には習慣形成プロセスよりも、習慣化するための目的を明確化する方が重要だと感じました。

固い信念があればどんなプロセスであろうとも習慣化できると私は考えています。

まずは何のために習慣化するのかを考えてみましょう。

競争分野を正しく選択すること

何かを習慣化して成功をおさめるためには、どの戦場で戦うかをしっかり見極める必要があるでしょう。

過去、当ブログでも紹介した森岡毅さんも同様のことを著書でおっしゃっていましたね。

つまり、自分の特性、能力に合っていれば、習慣化はしやすくなり、続けることが苦ではなくなるということです。

自分の強みは何か?まずは自己分析から始めてみるのも良いでしょう。

習慣化とビジネスの関係

少ないエネルギーと努力で問題を解決すること、それが習慣化の目的でした。

さて、ビジネスも問題解決の連続です。

音楽を聞く、という人々の課題を解決するために、これまでの歴史の中で大きな技術の発展がありました。

レコード、カセットテープ、CD、iPod等のミュージックプレイヤー、音楽アプリによるストリーミング再生、といったように、同じ「音楽を聞く」行為でありながら、世の中はどんどん便利になってきていますよね。

つまりビジネスとは、同じ結果をさらに簡単な形で届けるための果てしない追究なのです。

習慣化も同様に、できるだけ良い行動がしやすい環境を作ることが重要です。

良い習慣に繋がる抵抗を減らし、悪い習慣に繋がる抵抗を増やす。

少ない労力で解決するために徹底的に身の回りの環境を整えていきましょう。

まとめ

・習慣化の目的とは、人生の問題をできるだけ少ないエネルギーと努力で解決することである。

・自分の強みを把握し、競争分野を正しく選択することが、習慣化を成功させるコツである。

・良い習慣/悪い習慣に繋がる抵抗を調節し、環境を整える。

本書には習慣化するためのノウハウが詰まっています。

個人的には習慣化するための4つのステップを理解するよりも、悪い習慣につながる抵抗を増やすことが最も強力ではないかと思います。

例えば帰宅してダラダラTVを見てしまうなら、TVを処分するのが最も効果的なのです。

お菓子を食べ過ぎてしまう習慣があるなら、お菓子を買わなければ良い。

これは悪い習慣だなと気が付いたら、強制的に距離を取るようにしてみましょう。

とは言え、やはり結局は習慣化をする目的が全てだと思います。

本書も読む前に目的意識を持ってみれば、得られるものがだいぶ変わってくるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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