【自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

TVでお馴染みのメンタリストDaiGoさんが書かれた自己啓発本です。

この本で説明されている言葉をお借りすると、マインドフルネスとは「気づき」のことです。

例えば、自分が何かのストレスにさらされている時、「あぁ、自分はストレスに苦しんでいるな」と客観的に見て、今の状況を素直に受け入れる。

これがマインドフルネスというテクニックで、色々なストレスから解放されて、幸せな人生を送ることができるというものです。

いかにも自己啓発本らしい内容で、読めばとにかく前向きな気持ちになれるのでお勧めです。

そんな一冊を今回も私の感想と共に小さくまとめていきたいと思います。

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DaiGoさんに対するイメージが変わる

DaiGoさんといえば、数年前にTVに登場し、メンタリストとして一世を風靡しました。

ただ、最近ではあまりTVで見かけなくなったように思います。(この記事を書いているのは2023年8月です。)

また、DaiGoさん=メンタリスト というイメージが強すぎて、DaiGoさんがどんな人物なのかあまり印象に残っていませんでした。

なんとなく、華々しい人生を送ってこられた、天才肌の人なのかな?といったイメージを私は勝手に抱いていました。

しかしこの本を読めばDaiGoさんの人柄だったり、当時のTV出演に対する想いや、なぜ最近TVへの露出が減っているのかが理解できると思います。

最近ではYouTubeへの露出がメインのように見えますが、YouTubeもまずはDaiGoさんが執筆した本を読んでから見たほうが、彼のメッセージの受け取り方も変わってくるような気がしました。

少なくとも私は今までよりも彼に対して印象が良くなりました。なんというか、根っからの本好きの青年、という感じです。

つまりどんな本なのか

本の序盤から中盤にかけては、おそらくDaiGoさんがこれまで読んできた本の知見や数々の研究結果を基にした、メンタルを強くするテクニックを紹介しています。

数々のテクニックやエビデンスを紹介した後、最終的には「マインドフルネス瞑想」という瞑想を推奨しています。

終始、無駄なエピソードはほとんど出てこなくて、結論&論拠が紹介されて、たまにDaiGoさんのエピソードが登場する感じです。

個人的には読みやすいと感じました。

自分を責めてはいけない

不安を感じる人の多くは、自分を責めてしまいます。

自分を責めることなく、現実を受け入れるためにはどんな考え方が必要なのか?ここでは3つ紹介したいと思います。

「失敗は学習」と捉える

誰しもが失敗したくないと思います。つまり 失敗=ネガティブ なイメージが強いですよね。

しかし、失敗の捉え方によっては大きく自分を成長させてくれる促進剤にもなります。

成功した場合は何が原因で成功したのかわからないことが多いですが、逆に失敗は原因がはっきりしていることが多いです。失敗からは学ぶことがたくさんあります。

失敗を学習と考えることで、失敗に対する恐怖が無くなります。

失敗を積み重ねて人は成長していくんです。

失敗を素直に受け入れる強いハートを持ち、ただでは失敗しない心構えが必要です。

自分と他人を比べない

人は他人と比べたがる性質があります。

他人と比べて自分は劣っていると考え、悲観的になったりしますよね。

しかし客観的に見ればそんな自分にも良いところだったり才能があるんです。

そうやって自分を客観的に見れない状態で他人を見るので、自分を責めてしまいます。

大事なのは他人と比べるのではなく、過去の自分と今の自分を比べるんです。

この考えは「嫌われる勇気」にも登場します。

あくまで自分軸の中で成長しているかどうか、挑戦できているかを判断するべきです。

正解は一つではないと考える

何をするにしても正解は一つではありません。

就職するのに大企業でないとダメとか、年収うん万円以上じゃないとダメとか。

例えば今あげたようなものは、そもそも~以上じゃないとダメという考え方自体が間違っています。

といったように、案外他者の意見に惑わされてあたかもそれが正論のような考え方が世の中にははびこっていると思います。

当然人に迷惑をかけるような犯罪等は絶対に正解ではありませんが、

そうゆう例外を除いて、何か夢を達成しようとするとき、いくつもの正解がある、ということを前提に考え、何事にも前向きに取り組んでいくべきです。

感情に左右されないマインドフルネス

人の行動は感情に左右されることが往々にしてありますよね。

「ついカッとなって…」という話はニュースでよく耳にします。

しかしマインドフルネス的に解釈すれば、感情に左右されることなく心を平静に保ち、自分は本当は何をしたいのか、自分の本質は何なのだろうか、ということを追い求めていきます。

一時の感情の変化にいちいち価値判断を下すことで、自分がやるべきことができなくなる、人生を無駄にしてしまうのはもったいないんです。

他人の評価や意見、感情にとらわれず、自分が本当にしたいこと、すべきことを見つめ、迷いのない人生を全うすることこそがマインドフルネスです。

ついつい怒りの感情が湧いてきたら、「あぁ、自分は怒っているなぁ。そうか、こうゆう原因で怒っているのか。」と一歩引いて客観的に自分をとらえる訓練をしましょう。

そうすることで本当に自分がすべきことが見えてきます。

マインドフルネス瞑想の勧め

マインドフルネスとは、「気づき」である、とDaiGoさんは言います。

今の自分に集中し、客観的に自分を見る。

その訓練方法として推奨しているのが「マインドフルネス瞑想」です。

まぁいわゆる「瞑想」と同じで、何も考えず呼吸に集中します。

息が自分の肺に入って、出ていく状況に集中することで、頭がすっきりするそうです。

瞑想の効果が証明されたとある研究結果のエピソードも本の中で紹介されています。

大事なのは「継続」だそうです。

まとめ

さすがメンタリストDaiGoさん、本には読めばポジティブマインドになるようなテクニックが幾つも紹介されていました。

なんでこんなに詳しいのだろう、と不思議に思いましたが、おそらくDaiGoさんが根っからの本好きだからだと思います。

色々な書籍、文献を読み漁って、自分の知識として定着させ、自分なりの考えを取り入れて作られた一冊なんだと推測しました。

だからこそ、自己啓発本に迷ったときはこの本を読んでおけばまず間違いはないと思います。

なぜならDaiGoさんが数々の書籍を読んだ結果、良いとこどりをして彼の知識を結集させた至極の一冊となっているからです。

ぜひ多くの人に読んでもらいたい本だと私は感じました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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