非常に骨太な書である「LIFE SHIFT 2」を読み、かなり体力を削られてしまったので、
お口直しがてら、自己啓発小説を挟んでみました!
それが今回紹介する「夢をかなえるゾウ2」。
超個性的な神様であるガネーシャの教えがとても参考になる有名なシリーズです。
数々の教えの中から私が厳選して紹介したいと思います。
基本情報
発売日:2021年4月8日
ページ数:266ページ
出版社:文響社
著者:水野敬也さん
前作「夢をかなえるゾウ」のレビューはこちら↓
本書のGOOD/BADポイント
「ガネーシャの教え」は相変わらず至極真っ当な意見。素直に従って行動すればきっと成功に近づくだろう。
主人公はお笑い芸人だからか、今回の第2作はかなりお笑いの要素が強いため、お笑い系が好きではない人は読んでいて少々うっとうしさを感じるかもしれない。
あらすじ
売れないお笑い芸人が本作の主人公です。
その主人公のもとに現れたお馴染み象の神様ガネーシャと、前作にも登場した釈迦、そして今回初登場の貧乏神である「金無幸子」。
この3人の神様の教えを聞きながら主人公が成長していくというストーリーです。
かなり雑ぱくなあらすじ紹介で恐縮ですが、今回は特に貧乏神「金無幸子」と主人公の関係性に注目です。
ガネーシャの教え「図書館に行く」
これは「読書」の重要性を説いています。
当ブログでも散々読書のメリットを紹介してきましたね。
ここはあえてガネーシャの言葉をそのまま引用したいと思います。
「本ちゅうのはな、この地球に生きてきた何億、何十億じゅう人らの悩みを解決するために作られてきたんやで」
引用 夢をかなえるゾウ2
これが読書が数多く持つメリットの1つです。
私は会社員ですが、周りにはメンタルを病んで休職を余儀なくされてしまう人を多く見ています。
私はメンタル不調を患ったことがないので当人の気持ちを全て理解することはできませんが、そのようなメンタル不調ももしかすると読書で治癒することができるのではないでしょうか。
誰かに相談するよりも、本を読んだほうが手っ取り早いというのもあるでしょう。
それだけ読書には秘めたる力があると私は捉えています。
「お駄賃貧乏」という考え方
本書に登場する金無幸子が貧乏の3つのタイプについて解説をしているシーンがあります。
その3つのタイプのうち、「お駄賃貧乏」が私は印象的でした。
幼いころに、「宿題をしたらお小遣いをあげる」とか、「お手伝いをしたらお小遣いをあげる」等と言われた経験はないでしょうか?
これが貧乏の始まりだと金無幸子は言います。
つまり、「お金」=「嫌な作業をするともらえるもの」という考えが定着してしまうのです。
下記の書籍でも触れましたが、多くの会社員は他人のためにやりたくないことをやる、それが仕事だと思って毎日出勤しているのではないでしょうか。
結局そのマインドが抜けない限りは貧乏性からは抜け出せないのかもしれません。
嫌な作業ではなく、楽しいことをするともらえるもの、それが理想的なお金の姿です。
今の自分の仕事を好きになるか、自分が好きな仕事を探すか、どちらかしかないでしょう。
まとめ
・悩んでも悩まなくても読書はした方が良い
・「お金」=「嫌な作業をするともらえるもの」という考えを捨てる
シリーズ第2作の今回は、主人公が売れないお笑い芸人で、お金に困っていたり将来を不安視している状況からお話がスタートします。
そんな主人公が神様からもらった課題や教えを通じて少しずつ成長していくお話です。
同じようにお金の悩みや、将来に不安を抱える人は読んでいて刺さる内容が多いと思います。
特にこのシリーズは笑いの要素が多分に含まれているので、自己啓発書ではあるものの、そこまで力まず読むことができるので、自己啓発書初心者にはお勧めできると思います。
気になった方はぜひ気軽に読んでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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