人生100年時代の最適解は「歩く」。【病気の9割は歩くだけで治る!】要約と感想

📚読書

歩くだけで病気が治る!?そんなインパクト大な書籍を発見しました。

これを読んだ後は、歩かずにはいられない気分になるでしょう。

簡単に紹介していきたいと思います。

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基本情報

発売日:2023年11月17日

ページ数:216ページ

出版社:山と渓谷社

著者:長尾和宏さん

医師である著者の長尾さんが歩くことの重要性を訴えているのが本書。

科学的根拠と長尾さんの数多くの経験を基に主張が組み立てられているので、説得力が高まるはずです。

人生100年時代、歩いて元気に長生きしよう

当ブログで紹介した「LIFE SHIFT」。これまでの3ステージの人生からマルチステージへ変化するという内容でした。

人類の寿命は確実に伸びているものの、心身の健康を維持する方法については語られていませんでした。

いくら寿命が伸びたとは言え、認知症になってしまったり、自分の足で歩けなくなってしまっては、豊かな人生とは言えません。

健やかに長生きするためにも、運動はとても大事になります。

とは言え、老化とともに怪我のリスクが高まってしまうため、激しい運動はリスクを伴います。

そこで「ウォーキング」は適度な負荷で健康を維持できるため、著者の長尾さんは歩くことを推奨している、というのが本書のあらましです。

なぜ国は歩くことを勧めないのか?

生活習慣病、認知症、うつ病、不眠症、便秘、喘息など、様々な不調は歩くだけで良くなる、というのが本書の主張です。

ではなぜこんなにも体に良い事を国が積極的に勧めないのでしょうか。

例えば身体が不調になった場合、薬に頼りますよね。

創薬の研究は日々行われていて、次々に新しい薬が開発されているそうです。

確かに薬があるから助かっている側面もありますが、一方で創薬もビジネスです。

不調に喘いで薬を欲する人がいるから成り立つもの。

つまり、歩いて健康になる人が多いとビジネスが成り立たなくなるわけですね。これは一例に過ぎません。

タバコが体に悪いと判り切っているのに禁止しないのは、国が税金を頼りにしているからです。

「FACTFULNESS」を読んだ方であればこの事実を理解できるのではないでしょうか。

体調が悪くなったから薬に頼るのではなく、そもそも体調を崩さないように歩いて健康をキープすれば良いということです。

歩かないと骨密度が低下する

日頃から立ったり歩いたりして重力の負荷を受けていれば、骨は強さを維持できます。

しかし歩かない生活を長く続けてしまうと、どんどん骨密度が低下してしまいます。

歩かない→骨密度が低下する→骨粗しょう症になる→転んだら骨折する→寝たきりになる

という負のスパイラルに陥ってしまいます。

加齢と共に体力は低下するでしょうが、だからと言って歩かなくなるとどんどん弱っていくということですね。

認知症予防には歩くことが効果的である

加齢と共に心配になるのが、認知症です。

認知症には実は歩くことが効果的だという研究結果があるそうです。

特に、「計算をしながら」なんだそうです。

頭を使うという点で個人的にお勧めするのは、「ウォーキング読書」です。

外で読書をしながら歩くと「ながら読書」になってしまうので、ジムのトレッドミルの上でタブレットを用いて読書をするのが私は最適解だと思っています。

これなら身体を鍛えながら頭を鍛えることができます。

絶対に交通事故が無いので安全ですし、天候に左右されないので快適です。

実際に私も継続しています。これからもこのスタイルで読書習慣を続けていこうと思っています!

近年は空前のフィットネスブームですが、今後は自治体とも連携してさらにフィットネスが盛んになってほしいなと私は思っています。

結局は「運動」、あるいは「筋トレ」こそが最強のソリューションですね!

まとめ

・人生100年時代、歩いて健康を維持しよう

・国が歩くことを推奨しない理由を考えれば、自ずと歩かざるを得なくなるだろう

・歩かないと骨密度が低下し、負のスパイラルへ一直線

・認知症予防のためにはジムで読書ウォーキングがお勧め

いかがだったでしょうか。今すぐにでも歩きたくなったのではないでしょうか。

現代は便利になりすぎてしまったが故に、我々人間は歩かなくなってしまいました。

生活習慣病やガンに罹患する人が増えてきたのも、この人間の行動習慣の変化によるところが大きいと言えます。

そう考えると、歩くことのメリットは見過ごすことはできないなと思います。

とは言え、無理して歩いて逆に体調を悪化させてもいけないので、体力に自信が無い人は無理のない範囲で、そしてかかりつけ医の指導の元で歩いてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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