【One World/喜多川泰】要約と感想│小説│書評

📚読書

当ブログおなじみの喜多川泰本レビューです。

「僕たちの世界は、ひとつにつながっている。」というキャッチフレーズが帯に書かれているこの本は、読めば毎日が楽しくなること間違いなしです。

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基本情報

発売日:2014年10月21日

ページ数:280ページ

出版社:サンマーク出版

著者:喜多川泰

あらすじ

この本は喜多川泰さんの他の本とは異なり、複数の短編小説が合わさった長編小説です。

それぞれの話の中で人生における教訓を学びつつ、前の話に登場した人物が次の話に登場して、その人物がどのような経験をして何を思ったのか?だからどんな行動をとったのか、ということが分かります。

読めば読むほど個々の話が繋がっていき、最終的には全ての物語が一つの世界で繋がっていることを感じ取れる構成になっています。

働くことの意義

喜多川さんの本では働くことの意義について、胸に刺さる表現で説明している箇所が多くあります。この本にもまた、良い表現がありました。

「自分の時間を誰かの喜びに変えることが、働くということだよ。」

働く=自分の時間をお金に換金すること と短絡的に捉えている人が多いでしょう。

だから生活のためとか、嫌々ながらも働く、という考えが働きがちです。

自分にできることで誰かを喜ばせる、幸せにする。その報酬としてお金をもらう。これが仕事の本質です。

行動は心そのもの

人の行動を見れば、その人が心で何を考えているかが分かります。

口では偉そうなことを言えても、どこまで本気なのかはその人の行動を見れば分かります。

自分の言葉に自分が騙されないように、自分を変えたいと思ったら行動で示すことが大事です。

心が変われば世界の見え方が変わる

この本では誰かの行動が他者に影響を与え、影響を受けた他者の行動が変わり、さらにまた他者に影響を与えて行動が変わっていく。

このように世界は繋がっていて、一人の行動変容によって周囲に良い影響を及ぼし、その良い影響が伝播していくのです。

そう考えると、自分の心の状態が変わっただけで何もかもが素晴らしい世界に見えてくるのではないでしょうか。

世の中の暗い出来事に目を向けようと思えばいくらでも目に入ります。

些細なことでも良いから明るい面を見る努力をしましょう。

そうすることで世の中の見え方がガラリと変わってくるでしょう。

One World ーまとめー

・働くことは、自分の時間を誰かの喜びに変えることである。

・自分を変えたければまず行動を変えること。

・世の中は縁で繋がっている。自分のポジティブな行動は周囲に伝染していくと考える。

世の中辛いことが多々あるかもしれませんが、この本を読むことで生きることの素晴らしさを知ることができるでしょう。

世界は縁で繋がっていて、自分の行動がきっかけで人生が変わる人がいるかもしれないと思うと、自分も変わっていこうと思えるのではないでしょうか?

そんな些細なことから幸せを感じることができれば、人生はきっと豊かになるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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