【アドラー心理学を職場に取り入れてみた】要約と感想│ビジネス書│自己啓発本│書評│

📚読書

当サラバドブログの書評記事には頻繁に登場する「嫌われる勇気」。

嫌われる勇気はアドラー心理学の代表的な書籍ですが、

今回紹介するのはそんなアドラー心理学を職場で活用するための書籍です。

嫌われる勇気よりもさらに実践的な内容になっているので、かなり理解しやすいのではと思います。

そんな本書をサラバド的視点を交えて解説したいと思います。

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アドラー心理学の全体像

アドラー心理学とは?については、ぜひ下記の記事を読んでいただきたいです。

さらに本書ではその全体像を判りやすくまとめています。

この全体像をインプットした上で、嫌われる勇気を始めとする他のアドラー心理学系の書籍を読むと、理解が進むのではと思います。

思想

共同体感覚 :自己受容、他者信頼、貢献感

技法

勇気づけ

理論

自己決定論(主体論):自分で決めている 

目的論:全ての行動には目的がある

全体論:自分の中に矛盾は無い

対人関係論:人の行動や感情には相手役がいる

認知論:主観的な意味づけをして物事を見ている

アドラー心理学の土台となるのが 思想=共同体感覚 です。

そのうえに理論と技法が乗っている構図になっています。

「上司に認められない」をアドラー心理学的に考える

普通の会社員であれば、上司に認められたい、という想いは誰しもが持つものです。

しかし往々にして上手くいかない事が多いのではないでしょうか。

そんな時、アドラー心理学では「課題の分離」という考え方があり、上司が自分を評価するのは上司の課題であって、自分の課題ではありません。

つまり自分にはどうにもならない課題なので、人の課題にまで手を出すのはやめようという考え方です。

また「目的論」で考えると、自分は何のために上司に認めてもらいたいのか?

上司に認められる方法以外で自分の目的が満たされる方法を見つけられないか?という視点で考えるべきです。例えば「報酬」が判りやすいですよね。

会社という他者に依存せず、自分の力で稼げるようになれば、上司に認められなくても別にいいやと思うはずです。

稼ぐ力を身に付けるためには自分の才能をいち早く見つけることが重要です。下記の書籍がとても参考になります。

「やる気がなくなる」をアドラー心理学的に考える

長く仕事をしていれば、仕事に対するモチベーションが低下し、「やる気がなくなった」と思うこともあるのではと思います。

アドラー心理学的に解釈すれば、「やる気がなくなった」のではなく、「やる気をなくす」という決断を自分でしただけです。

やる気がなくなった事を他責にしてしまいがちですが、意思決定をしたのは自分です。

これは全ては自分で決断できるという自己決定論に基づいているのです。

ワークライフバランスをアドラー心理学的に考える

近年ではワークライフバランスが重要視されています。

これは「ワーク」と「ライフ」を分けて考えます。

どちらかを優先してどちらかを後回しにするということです。

アドラー心理学で登場する全体論という考え方によれば、「両端のものでも矛盾なく分けることはできない」と解釈されます。

従って「ワーク」と「ライフ」は密接に絡み合っていることになります。

どちらも後回しにせず、どちらも充実させることで、シナジー効果が発揮できるのかもしれません。

まとめ

普通に生活している上では、決してアドラー心理学的な考え方には至らないでしょう。

あえてアドラー心理学的なマインドを持つことによって、今まで苦しめられていた悩み事から解放されるかもしれません。

アドラー心理学がもっと世の中に広がり、心の病に苦しむ人が一人でも減ってくれれば良いなと思います。

読書は世界を救う!かもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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